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フロア下点検からオイル交換まで丁寧な作業で走りをリフレッシュ
お久しぶりです。デリカ連載担当シモダです。数ヶ月間が空いてしまいましたが、編集部デリカD:5は相変わらず絶好調で、すでに走行距離は21万キロ超え。毎日元気に走り回っております。で、何もやっていなかったわけではなく、実は昨年12月に車検を通してきました。その際に、前々から気になっていたCVTオイルのにじみを解消すべく、CVTオイル交換とリフレッシュをしたのです。お願いしたのは、毎度毎度のメンテナンスをサポートしてくれる神奈川県のコルトスピード。
さっそくピットイン。編集部号は過走行の状態で購入しているので、正直前オーナーさんがどんな風にメンテナンスをしてきたかは分からず。そんな状態の20万キロ超えともなると、CVTオイルの交換って結構断られることもあるらしいのです。でも、コルトスピードの交換方式は、そんな過走行車でも安心とのことで、ばっちり作業をして頂きました。
まずはリフトで上げて、下まわりから。にじみがあったオイルパンを外し、内部にあるストレーナーと呼ぶフィルターとパッキンの交換、金属粉を吸着するマグネットやオイルパン本体をていねいに洗浄。普段は見られない場所だから余計にかもしれないけれど、こんなに汚れてるの? と驚くほどに汚れてました。マグネットなんて、こんなフラットで丸いマグネットだったんだと洗浄するまで原型する分からない状態でした。コルトスピード石村さん曰く「だいぶ長いこと交換してないかもねー、もしかしたら初めてかも!?」とのシビれるご指摘。これはちゃんとメンテナンスしてあげなくては。
さて、ここからが実際のオイル交換。コルトスピードが採用するCVTオイルの交換方法は圧送式というもの。一般的には古いオイルを抜いてから新しいオイルを入れるが、この方法だと、オイルが全部抜けきらず内部に古いオイルが残る上、オイルパンなどにたまったスラッジ(細かな金属片など)を巻き上げ、オイルの通り道を詰まらせるなどの不具合を起こす可能性がある。これが過走行のクルマでCVTオイル交換をするリスクとのこと。しかし圧送式は、簡単に言うとオイルの通り道に圧送する機器を割り込ませ、抜き取った分を同時に注入する、いわばところてん的な手法。これによりオイルの全量交換が可能なのだ。また、新油に交換した後、ミッションと機器を繋いだまま、CVTオイルを循環させ、ミッション内を洗浄。汚れは機器内のフィルターに取り除かれ、ミッション内部はどんどん綺麗になっていくというわけだ。そんな“優しい”手法でCVTオイル交換作業を終えた編集部デリカは、見事余裕で車検をクリアし、走りもなんだか前よりもスムーズ。加速時の滑らかさが変わった印象がする。やっぱメンテナンスはとっても大事ですね!
ちょっと早いけど夏に向けてエアコンガスもチェック
【コルトスピード】
住所:神奈川県厚木市酒井3080
営業時間:10:00〜19:00
定休日:水曜日、第2・4火曜日
電話:046-220-5610
www.colt-speed.com
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年4月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]