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安全性が高い現行モデルで楽しむ、懐かしさに満ち溢れたフォルム
若い人によってはもはや遠い昔と感じるかもしれない昭和時代には、今でも多くの人が憧れ、いつかは所有してみたいと思わせてくれる名車が多くデビューした。時には流麗で美しく、時にはコミカルでポップなプロポーションを持つデザイン性に優れたクルマは、特に名車として現代まで語り継がれている。だが実際に所有してみると故障のリスクが心配で、直すにしても部品が出ない可能性もある。また現代のような快適装備もないクルマも多く、普段使いに向かなかったりする。その当時の名車が持つフロントマスクのイメージをリアルに再現して、純正部品と交換する形で年式が新しいクルマに落とし込む。いわゆる「フェイスキット」と呼ばれるアフターパーツは、特にコンパクトな軽カーで定番のカスタマイズとして定着している。
フェイスキットの老舗として数多くの名作を世に贈り出してきたダムドは、最近ではジムニーを様々な表情に変えてくれるフェイスキットがあらゆる方面で注目を集めている。そのダムドが新たな挑戦として、現行アトレー&ハイゼットカーゴに対応するフェイスキット「ファズ」を発表した。フロントマスクを見ると新鮮なノーマルの面影はなく、むしろ70〜80年代のアメリカンフルサイズバンを連想させる、個性豊かな表情へと変貌。特に角型のヘッドライトを2灯ずつ縦置きにしたことが大きい。現代のクルマではなかなかお目にかかれない意匠は、懐かしさと新しさが見事に共存。幅広い世代をときめかせる。
SPECIFICATION
●価格:39万3800円
●仕様:フェイスチェンジキット、角型ヘッドランプリアバンパー、角型テールランプetc
様々なカラーリングでより個性を主張!
ベース車がひと目でバレるような後付け感満載のパーツではなく、フロントまわりのパーツを一式交換する手法だから違和感のない仕上がり。縦置きのヘッドライトと相性が良いフロントグリルは、かつてのアメ車で多く見られた押し出し感あふれる格子状デザイン。その下のバンパーもゴツゴツした造形で、古き良きスチールバンパーのような仕上がりだ。デモカーは各パーツをブラックアウトしており、ベーシックグレードのような渋さを醸し出している。下の写真を見ても良く分かると思うが、あらゆるカラーリングにマッチする。現行モデルでクラシカルなアメ車に乗っているような雰囲気が味わえるから、他と被りたくないオーナーには最高のプログラムと言える。リアまわりはシンプルながら、フロントに合わせた無骨なスチールのバンパーを設定することで統一感を高めている。
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KCARスペシャル ドレスアップガイド Vol.37 ダイハツ・ハイゼットカーゴ&アトレー より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]