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エアロなしで魅せる威風堂々としたスタイリング
21インチのワークジーストSTXをフェンダーアーチにがっぷり被せたノンエアロのローフォルムはシンプルかつ威風堂々たる存在感冴えまくり。宮城のT-SELECTION(ティーセレクション)が手がけた40ヴェルファイアのデモカーは、イデアル最新のエアサスキットとブレーキシステムを軸とした足回りチューンを介した極低スタイルでノーマル外観のエレガントな持ち味を高次元にブラッシュアップした東北屈指のニューカマーだ。
車高調整と激低美を担うエアサスは、2月の大阪オートメッセでお披露目された40アル&ヴェル用エアマックスキットをインストール。ユニット自体は絶対的な信頼性を確立した従来のシステムを踏襲しつつ、フロントシリンダーとリアのショックアブソーバーの減衰力をはじめとする車種専用のチューニングを実施。先代30系よりボディサイズが大きく車重も増加した新型40系ゆえ、スタビリティの向上はもちろんラグジュアリーミニバンにふさわしき乗り心地においても熟成が図られている。
さらに激的なローハイトのまま走行可能な足回りへと進化させるべくリアサスには地元宮城のジェーラインから新たにリリースされた「リアアンロックシステム」を投入。マルチリンク式リアサスでの大幅なローダウンで生じるアーム類のシャシーへの干渉やショックの底付きを解消するスペシャルパーツ群で、アームの位置上げによるストロークアップのほか装着ホイールに合わせたチョイスも可能な優れものだ。
ホイールディスクから覗く前後ビッグローターにアップグレードされたブレーキシステムも、イデアルの長年の実績と技術力が反映されたユーザー必見の逸品。純正の電子ブレーキユニットをそのまま流用可能な独自の設計により、社外ブレーキ装着車では極めて難しかった継続車検をパスするスペックを備えているのが一番の特筆だ。
IDEAL エアサスラインアップ
■エアマックス 2輪独立 71万5000円 4輪独立 77万円
■スーパーマキシマム(4輪独立) 71万5000円
■マキシマム(2輪独立) 66万円
■エキスパート 49万5000円
■エアマックス仕様:電磁弁、新型リモコン、全調調整式ブラケット、減衰力36段調整、ミストフィルター、ウォーターセパレーター
■40アルファード&ヴェルファイア2WD/4WD対
リア電子ブレーキにも対応、純正の寂しい足元が激変
40アルヴェルのブレーキチューンにおける革新的なメカニズムを投入してデビューしたイデアルの「エレクトリックパーキングブレーキ」。40アルヴェルのブレーキカスタムの最大の障壁であるリアの電動パーキングブレーキ(EPB)をそのまま利用することで純正の機能をキープすることができ、しかも定番のツインキャリパーではなくシングルキャリパーでのリア6ポッド化を実現したのが一番のトピックスだ。フロントキャリパーは8ポッドと6ポッドが用意されており、ローター形状やカラーアルマイト施工などあらゆるオプションオーダーを楽しめるのもイデアルならではのアドバンテージといえよう。
J-LINEのアームでさらに足回りを極める
【ティーセレクション】
■住所:宮城県柴田郡柴田町大字船岡字大塚22-2
■電話:0224-51-3325
■営業時間:10:00〜19:00
■定休日:水曜日&第二火曜日
▷新型アルファード&ヴェルファイア カスタムファイル2024 まとめはこちら
STYLEWAGON(スタイルワゴン)2024年5月号より
[スタイルワゴン・ドレづアップナビ編集部]