燃費アップやトルクアップの効果が見込める!?
昔からあるアーシングや高効率ヒューズへの交換、独自開発の特許技術で、体感できるアイテムとして有名な「SEV」など、吸排気パーツなどに比べて交換や追加した見た目はほとんど変わらないアイテム達。一昔前であればそれこそ雑誌、そしてwebなどで紹介されたり、最近ではSNSの口コミなんかで効果が広まったりしているが、実際は結構賛否両論だったりする。中には「オカルト系パーツ」なんて呼んでいる人たちもいるほど。
ただ事実として、あるメーカーのアイテムは国内最高峰レースでのレギュレーションで使用が禁止されていたりもする。それは装着効果があり、「ズル」とされてしまうから禁止となっているわけで、といった考え方もできる。「オカルト」なんて呼び方もされているから、逆に「信者」なんて言われるユーザーも多数いたりもして……。
カーライフを全方位からサポートするアイテムを数多く揃える「A PIT オートバックス東雲」でもこういったグッズを多数用意していて、専用コーナーがあり、多くのユーザーが興味津々とのこと。今回はA PITのチューナーとして数多くのマシンを手掛けている小野さんに話を聞いてみた。
「この手のアイテムは、基本的にしっかりとバックボーンがある。素材や構造的に効果がしっかり検証されているもので、効果が数値で証明されているものは比較的わかりやすいですよね。その素材や効果の部分で難しいテクノロジー的な話になっちゃうこともあって、そうなるとなんか怪しいとかになっちゃいますけど(笑)。価格もピンキリですし、安いものはお手軽ですけど、高価なものはその効果が怪しいのになかなか手を出せないって部分も大きいと思います。ただ、価格的な部分ではしっかりと理由があって、例えば普通の鉄を使っている純正ボルトを高価なチタンのボルトに変えるとノイズが減少したり、金メッキで電気を流れやすくするといった感じ。純正はどうしてもコスト優先になりがちですが、コストを度外視して効果や効率を狙っているというとわかりやすいですかね? 極端な話かもしれませんが、高級スーパーカーなどはこういった細かい部分にも妥協しないで使っているので、当然、車両価格が驚くほど高くなる。当然ドライバーの感覚という部分も大きい。レーシングドライバーには効果がわかるけど、普通に街乗りだけしている人にはそれほど効果は感じられない、ってものもあると思いますね。身近なところで例えると車高調の乗り心地に好みがあったりするのと近いかもしれませんね。こういった部分が「オカルト系」なんて呼ばれる理由のひとつかもしれません。みなさんご存知のとおり、最近のクルマはとにかく電気制御が進んでいるので、帯電やノイズという部分はかなりキーワードになってくると思います。ハイブリッドやEVなどはそういった部分でロスが多い。そこらへんをケアしていくと当然走りは変わっていくと思います。ただし、タービンを交換したECUを書き換えたといった根本的な部分をチューンアップしているものではない。あくまでも元からあるものの無駄を排除&軽減しているもの。だからといって効果が少ないかといえばそうではない。特に電気系は走りに与える影響が大きいので、機会があればぜひ一度試してもらえると。あと、この手のアイテムの燃費向上についてですが、理論的には無駄を省いて効率が良くなって燃費が良くなるハズなのですが……。ほとんどの人が走りが楽しくなってアクセルを踏んじゃうようになるんですよね(笑)。装着前と同じアクセルの踏み方をしていると速くなっちゃったりとか。そうすると燃費という面では変わらなかったり、むしろ走りのフィーリングが良くなって燃料をより使っちゃう走りになったりも良くあるパターンです」
お手軽に購入できるものから、決して安くはない高価なものまで、色々と幅広いラインアップのアイテム達。装着効果も含めて気になる人は品揃えも豊富なA PITオートバックス東雲で一度相談してみるのが良いかも!
【A PIT オートバックス東雲】
住所:東京都江東区東雲2-7-20
電話:03-3528-2357
営業時間:9:00-21:00
STYLWAGON(スタイルワゴン)2024年7月号より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]