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運命の出会いは徒然に、千葉・青森間を駆け抜ける!
大自然の中でたくましく生き抜く昆虫のごとく、タフネスに付き合える道具として命名されたバグトラック。軽トラ好きの間ではテント風の幌を荷台に載せた元祖バグトラックが知れ渡っているが、兄弟モデルとして開発されたバグトラック・パネルバンもうなぎ登りの人気をみせている。
そんなバグトラのパネルバンだが、パッと見は箱バン形状のハイゼットのように見えるかも知れない。が、実はハイゼットトラックの特装車「パネルバン」がベースとなっており、キャビン別体型の荷室は積載性を重視したスクエアなスペースと上下2分割のバックドアなど高い利便性が備わっている。
そしてバグトラならではのアドバンテージと言えるのが、キャビン後方の壁を取り払う(いわゆる背抜き)加工。これによりキャビンと荷室がひとつの空間となり、車中泊できるキャンパーとして生まれ変わるのだ。もちろんベース車両はラダーフレームのトラックなので、ボディ剛性、車検ともに問題なし。結果、箱バンに乗っているかのような錯覚を覚えることができる。
Bug-truckの魅力を残しつつ、自分好みの空間に仕立て上げる
それまでダイハツのウェイクで車中泊していたまちchさんは、動画サイトで存在を知ったバグトラックを一目見ようと千葉〜青森間の片道700キロを走破。そこで開催されていた「バグトラック・ミーティング」において、十人十色にカスタマイズされた個性的なバグトラを目の当たりに。どれも同じバグトラのはずなのに「軽トラってこんなに自由で可能性に満ちあふれてるんだ」と感銘を受けると同時に購入を決意するに至る。
無事、悩みに悩み抜いてチョイスしたマンゴーグリーンカラーの愛車が納車された現在は、仕事が休みとあらばソロキャンプに興じる充実した日々を送っている。ちなみに年イチ開催される「バグトラック・ミーティング」にも足しげく参加しており、バグトラ乗りの諸先輩方と酒を酌み交わすことで親交を深めているそう。
また、先だって追加インストールした薪ストーブではバグトラックの生みの親、カーファクトリーターボーの本拠地である津軽でマイナス5度の極寒車中泊も経験。雪がしんしんと降り積もる中、パネルバンの車内はトコ夏のように快適でTシャツ1枚で過ごせたとのこと。
ソロキャンプといえば時間を持て余しがちですが、まちchさんの場合はバグトラとの一期一会の瞬間を赤裸々に動画撮影することで瞬く間に時が過ぎていくそうです。
SPECIFICATION
●Models:S500Pハイゼットジャンボ
●Wheel:クリムソン・ディーン(15×4.5J)
●Tyre:オープンカントリーR/T(165/60R15)
●Exterior:バグトラックパネルバン、ロックライダーフェイス
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]