【3】ドア内張りの脱着は、裏側にあるクリップ8個が重要
バンパーと比べたら、ドア内張りの脱着はさらに簡単。表側のネジを外してから、パワーウインドウスイッチの配線カプラーを抜き、ドア側に固定しているクリップを抜くだけ。一気に外すのは難しいので、クリップは1個ずつ攻めよう。力任せでグイッと引っ張ってしまうとクリップが破損する恐れがあるほか、ドア内張りを外した反動で後ろにひっくり返る可能性もあるので慎重に作業するべし。エブリイワゴンの場合はドアミラー付け根側のパネルがドア内張りと一体化されており、ここはクリップではなくフックでの固定。このフックも破損しないように気をつけよう。外したドア内張りは各社のパーツを取り付けるだけでなく、塗装や張り替えなどに挑戦してみるのも面白い。
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手順1 ドア内張りは、表側から確認できる留め具はネジがわずか3つと非常に少ない。ほとんどは内張り内に手を差し込んでの作業だ。まずはドアポケット内にあるふたつのネジを外す。深さがあるので先端の長いドライバーが必要。
手順2 続いてインサイドドアハンドルの奥にあるネジを外す。これで表側の留め具はすべてクリアだ。あとは工具なしでの作業となる。
手順3 まずはドア内張りの両サイドから手を差し込む。固く閉じていて隙間ができにくい場合は、養生した上で、内張りはがしでこじる。
手順4 ドア内張りの裏側には全部で8つのクリップがある。まれに固いことがあるが、内張りはがしの先端が二股になっている側を使って外そう。またピラー裏はフックで固定されている。
手順5 ドアのスイッチパネル裏には配線のカプラーがある。ドア内張りをドアから完全に引き離す前に、カプラーを引き抜いておこう。またドア側に残ってしまったクリップはクリップリムーバーで外してから内張りに移しておくのを忘れずに。
FINISH ドア内張りが外れて、骨組みやスピーカーが丸見えに。オーディオが好きな人にとってはスピーカーの交換や、防水シートを外してデッドニングするなどネタの宝庫。
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K-CARスペシャル ドレスアップガイド Vol.39 スズキ エブリイ No.15 より
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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