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“低さの美学”を過激かつストイックに追求!
商用車ドレスアップ&カスタムを代表する不変のロングセラーといえば、今年で発売21年目を数える200系ハイエース。そのハイエースカスタムの王道ことスラムドスタイルを牽引してきた千葉のショップ「トリニティ」が、着地美の極みをいく新作デモカーを堂々お披露目! ナローバンをベースにしたこの1台は、自社のハイドロシステムや4リンクサスキットを用いたヘビーな足回りモディファイを介してサイドシルが完全接地した極限のローダウンを実現。DX純正の黒樹脂バンパーを装着したプレーンな外観のもと、フロント20/リア22インチのビレットホイールをフェンダーアーチに被せた超絶級のローフォルムは誰の目にも刺激的だ。
さらにインテリアに目を移すと、ハイエースではまずお目にかかれない左ハンドルにギャフン! 海外仕様の逆輸入車ではなく国内右ハンドル車を左ハンドルに大加工しており、ダッシュやインパネも1960年代のアメ車をインスパイアした新旧融合のオリジナルデザインにリファインされている。ドラッグマシンばりの極太足元を収めたCフレーム+ナローデフのリアエンドやピンスト入りのボディペイントも含め、本場USAのホットロッドカスタムを妥協なく落とし込んだフィニッシュは、まさしく着地系ハイエースの集大成をいくものだ。





PHOTO: 塩谷佳史 TEXT:金 秀樹