モチーフは伊豆特急「黒船電車」、ハワイで憧れたトラッキン生活をハイラックスのキャンパースタイルで謳歌中！

公開日 2025/04/04
ユーザーカー
著者 stylewagon

【WE ARE HILUX FREAX　#006／chan】
国内では稀少なピックアップトラックであるハイラックスはカスタムベースとして大人気。トラックカスタムの本場、アメリカを彷彿させるモンスタートラックスタイルやキャンパーシェルを載せて車中泊やキャンプを楽しむトラキャンなど、オーナーの数だけ遊び方がある。7人のオーナーが作り上げたGUN125に迫る！

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キャンピングカーのある豊かな生活を愛おしいキッズ達と共にココロへ刻む

ピックアップトラックの使い方、楽しみ方は千差万別だけど、純粋なキャンピングカーに生まれ変わらせる手法も古くから親しまれてきた。ハイラックス＋キャンパーシェルが魅せてくれるピックアップの新たな世界を垣間見てみよう!!

オフの日ともなれば海へ繰り出さずにはいられないchanさんは、良質なビッグウェーブを求めて海外まで遠征してしまう筋金入りのサーファー。とは言え、仕事も拡充させ家族も増えた昨今ではなかなか遠征する時間も捻出できず、地元は伊豆の海岸に家族みんなで出掛けることがもっぱらなのだとか。

そこでchanさんがサーフィンを嗜んでいる間、奥さんや子供たちが自宅のように安心して過ごせる空間を……とのことでチョイスしたのが、ハワイでも目にして憧れていたピックアップ＋キャンパーシェルという最適解。就寝定員5人を誇るシェル内部はオーダーメイドで仕立てたウッディーな空間が広がり、育ち盛りの子供たちが跳んだり跳ねたり遊び回れるほど。必要とあらば何時でも何処でも外泊できる利便性は代え難いものがあるのだとか。

ちなみに標準仕様のシェルはホワイトだが、地元愛に満ちあふれたchanさんは伊豆急「黒船電車」をモチーフにしたブラックで全塗装。めちゃくちゃ引き締まってカッコ良く仕上がったものの、夏場は太陽光を吸収して大変とのこと。今後はMYSミスティックが新開発したキャンパーシェル専用エアコンを導入して、夏場も快適な室内温度をキープする予定だ。

また、ベース車両がピックアップトラックならではの走行性能や快適性能も想像以上で、1日数百キロの移動距離も自宅同様にくつろげることで難なくこなせてしまうそうです!!

MYSミスティックのキャンパーシェル「J-cabin」は、ハイラックスの荷台に載せて4本のロッドで固定するだけのシンプルでいて完成形ともいえる機構を採用。シェルの四隅に装備されたジャッキを機能させれば、いとも簡単にシェルと車体を分離させることも出来る。これにより普段はピックアップトラック、週末はキャンパーとして使い分けるなんて芸当も可能だ。また、内装をオーダーメイドできるだけでなく、利便性の高いオプション用品も多数用意されている。

キャンパーシェルの内装は木目調の壁紙など拘りのオーダーメイドが採り入れられており、シンクと食器棚は外装同様のブラックで統一。対面式のソファとテーブルはフルフラットのベッドに組み替えでき、オーバーヘッドスペースのベッドと合わせて家族５人が余裕を持って就寝できる。ちなみにサーフボードラックや電子レンジラックはchanさん自身が慣れないDIYで製作したそうですが、流し場のカバーが電子レンジと干渉して開かなくなってしまったのだとか……涙。

キャンパーシェルの重量を支え、車高を適正化させるためリアの足まわりにはエアバッグを装着。常に適正値を保つため、エアコンプレッサーや電動工具も車載して常備する。

フロントグリルもキャンパーシェル同様にブラック塗装を施し、全体との統一感を持つキリリと引き締まった顔付きを獲得している。

ホイールくらい交換しなくちゃ……と雑誌やＳＮＳを物色してコレだ!!　と行き着いたのがディーンのクロスカントリーでした。

荷台に載せているもののコクピット上部まで室内空間が伸ばされたキャンパーシェル。全長はともかく全高がいちじるしくカサ上げされてしまうので、駐車スペースの確保や高架下をくぐるときのクリアランス確保などには気を使うとのことでした。

SPECIFICATIONS
WHEEL：クリムソン・ディーンクロスカントリー（17×8.0J+20）
TIRE：BFグッドリッジ・マッドテレーンT/A KM3（265/65R17）
SUSPENSION：ファイアストン・リアエアバッグ
EXTERIOR：MYSミスティック・キャンパーシェル