ファッション性を追求し快適性にも磨きを掛ける

「オプカン」こと「オープンカントリー」といえば、オフロードタイヤの定番となる大人気ブランド。大人気銘柄だけに「オフロードを走らないけれど、オシャレだから履きたい!」なんていう人も多いことだろう。

実はそんな人にもピッタリのオプカンがある。「オープンカントリーH/TⅡ」だ。

オプカンにもいくつか種類があって、道なき道を進む“激しいタイヤ”が「オープンカントリーM/T」。いっぽう“H/TⅡ”は「オフロードは走らないけれど、ファッションでオプカンを履きたい」といった人向けというわけだ。

走行環境として想定しているのは悪路ではなく舗装路。オプカンのゴツさは残しつつ、静粛性や乗り心地など快適性をしっかり確保。街乗りにも最適なハイウェイテレーンタイヤである。

摩耗性能を高めつつ、転がり抵抗を低減するなど“普通のタイヤ”としての性能をしっかり高めていることも見逃せないポイントといっていい。サイズは14インチから18インチまであり、SUV、コンパクトSUV、そして軽自動車の3つのカテゴリーに適合する。

そんなオープンカントリーH/TⅡで注目すべきポイント、それはふたつあってひとつはファッション性のあるデザイン。コンパクトSUV用の全サイズとSUV用の一部サイズは、タイヤ側面の「OPEN COUNTRY H/T」と「TOYO TIRES」の文字を白で書いた“ホワイトレター”を採用。オシャレ過ぎる!

また軽自動車用サイズは、白いラインを入れた“ホワイトリボン”を採用。こっちもオシャレ過ぎる!

そしてもうひとつのポイントは、快適性の高さだ。今回は三菱デリカミニに装着して走ってみたのだが……その静かさはオプカンとは思えないほど。参考として比較するために同じオプカンシリーズでもよりオフロードに走行性能を振った設計が行われているタイヤ「オープンカントリーR/T」と乗り比べてみたところ、その差は歴然。「これでオプカン⁉」というくらい静かで「街乗りにも最適なタイヤ」という開発者の説明も十分に納得だ。

トレッド面は「街乗り用に設計されたパターンデザイン」とのことだが、高速走行まで含めてハンドリングや安定感も確認してみたところ一般的なオンロードタイヤにひけを取らない高い性能を実感。「街乗り用」というのは快適性まで含めての表現なのだろう。

考え方としては「悪路走破性能を譲る代わりに、舗装路での安定性や快適性を手に入れたタイヤ」と思えばいい。今回の試乗車だったデリカミニはスズキ·スペーシアギアなども含めて「オフロードSUVテイストのスーパーハイトワゴン」としていま注目されているジャンル。そんな軽自動車に乗るユーザーで、舗装路以外を走ることがほとんどないのであればオープンカントリーH/TⅡとのマッチングはとてもいい。スズキ・ハスラーやダイハツ・タフトなどよりSUV志向の強い軽自動車で履くのもいいし、ホンダN−BOXあたりに履いても足元のオシャレとして大いにアリだろう。オフローダーっぽいデザインのホイールを組み合わせれば、なおファッショナブルだ。

もちろん、トヨタ·ヤリスクロスやホンダ・ヴェゼルなどコンパクトSUVに履いてもオシャレ度爆上がりだ!

インチタイヤサイズ
14155/65◯
15165/60◯、185/60◎、165/65◯、185/65◎
16195/65◎、205/65◎、215/70◎、265/70●
17205/55◎、195/60◎、215/60◎、225/60◎、225/65◎、265/65●
18225/55◎、225/60◎、235/60◎、265/60●、285/60●
※価格はすべてオープン。※◯はホワイトリボン採用、◎はホワイトレター採用、●はブラックレター採用。

従来モデルと比較検証してみた‼︎

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STYLE WAGON(スタイルワゴン) 2025年7月号 No.355より