やり過ぎないカーボンが、上品にスポーツを主張
コトの始まりは、本誌2021年5月号。銀座マギー(デヴィ夫人らも愛用する婦人服メーカー)が、メルセデス・ベンツに代わる社用車を探している際、レクサスLM特集を見てサンヤードに問い合わせたこと。
そこから約5カ月、サンヤード・大島さん曰く「2年ぶんくらいしゃべった」というほど濃密な打ち合わせの末に完成したのが、ご覧のレクサスLM仕様だ。
キモになっているのは丁寧にメッキを消しているところ。実は、オーナーである銀座マギーの社長は、クルマ好きでカーボン好き。
そこで大島さんは、カーボンとツヤ消し黒などを用いたカスタムを提案し、カーボンを使う面積や位置を試行錯誤した末にできあがった。
奇しくも、各部を黒で引き締める手法やサスペンションやボディ補強は、レクサスがFスポーツに施すメニューと同等。まさに仮想レクサスLM Fスポーツといっても過言ではない。
高級車ひしめく銀座の街でも、そのオーラは引けを取らない。
【SPECIFICATION】
■BASE:アルファード(令和3年式/SC)
■WHEEL:ウェッズ・エフゼロFZ1(21×9.0+35)
■TIRE:ミシュラン・パイロットスポーツ4S(245/35)
■EXTERIOR:F/S/R=アーティシャンスピリッツ、ヘッドライト/テールレンズ/フロントバンパー/リアバンパー/フロントグリル/ボンネット=レクサスLM純正、各部ブラックアウト/3Mカーボンシート/ハセプロカーボンシート/プロテクションフィルム
■SUSPENSION:エアサス=ACC
■TUNING:ブレーキキット=イデアル
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]