実は走り屋だった!? 片岡社長の愛車遍歴
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編集部(以下、編):そういえば、片岡さんて、これまでどんなクルマに乗ってきたんですか?
クールレーシング・片岡代表(以下、片):ぼくはもともと走り系なのは以前も話しましたけど、一番最初のクルマは大学生のときで、お金もないから古いローレルで地元の峠を走っていました。
編:ということは、当時からドリフトだったんですか?
片:いえ、最初はグリップだったんです。ドリフトは30代になってからですね。
編:ほかにはどんなクルマに乗ってたんですか?
片:就職して給料がもらえるようになってからはRX‐7にハマってましたね。本当はGT-Rが欲しかったけど、セブンの方が安かったので『FRこそ男のクルマだ!』って強がってました。
編:本当はGT-Rに乗りたいのに?
片:ですね(笑) でも、セブンは全部で4台乗ったかな。最初はFCでハイフロータービン仕様の200馬力台後半。事故って廃車にしちゃったので、またFC買って。
編:ペリ(注:ロータリーのチューニング手法のひとつ)とか?
片:いえ(笑)、そんなにカリカリじゃなくて、ポート加工と社外タービンでした。そのクルマは350馬力くらいでしたね。でも、また事故って(笑)
編:次もFC?
片:3台目はFDです。ブーストアップで350馬力くらい。結構じゃじゃ馬でしたね。
編:ですね(笑) ぼくも乗ってたことあります。
片:その頃は毎週金曜と土曜の夜は峠に通ってて、ガソリン代で月7~8万使ってました。
編:タイヤ代も相当いってそうですね。
片:ははは。ローンもたくさんかかえてたので、めちゃ大変でしたよ(笑)
編:どういうことですか?
片:当時はコンプリートカーっていう買い方もなかったので、クルマとパーツのローンは別々で。しかも、事故で廃車にしたクルマのローンが終わらないうちに次のクルマを買ってたので、クルマ3台とパーツのローンを何重も同時に払ってたんです。
編:クルマのエンゲル係数ヤバそうですね(汗)
片:そうですね(笑) だから、(お金もかかるので)チューニングショップにも頼みづらいし、なるべく自分でやれるところは自分でやってました。でも、あくまで自己流なので車高調を組んでもセッティングがバラバラ。
編:当時は情報源が限られていましたからね……。
片:いまならユーチューブとかSNSとか、いろんなノウハウを探せるんですけど、本当に手探りで。どうしても無理なところは専門店にお願いするんですけど、入りにくいったらなくて。何度もエンジンブローも経験しましたが、自分のせいなのか、ショップのせいなのかわからないこともあって、文句もいいにくかったですね。
編:チューナーさんのノウハウがすべての時代でした。
片:楽しいことも嫌なこともあったんですけど、結局自分でクルマ屋をやったほうがいいんじゃないかって思ったんです。
編:それがクールレーシングの原点?
片:そうですね。クルマとパーツのローンをひとまとめにしたり、カスタムして納車するのを考え始めたのはその頃です。
編:もしかして、GT-Rを扱っているのって、セブンに乗っていた頃の憧れだったりして……(汗)
片:ばれました?(笑)
編:それはさておき、いまはコンプリートカーという買い方も選択肢になっていると思います。
片:ただ、まだまだ敷居が高いと思っている人も多いんです。店頭に車高短でエアロを付けたクルマが並んでいると『(自分のクルマが)ノーマルだから入りにくい』とか『カスタムのこと詳しくないから……』とためらう人がいたりします。
編:なるほど。
片:だから、もっと多くの人に手軽にカスタムを楽しんでもらえるような仕組みを考えています。
編:具体的には?
片:ズバリ、「出張ラクラクカスタム」です!
編:なんか消費者金融のキャッチコピーみたいな(汗)
片:そんな怪しいものじゃないですよ(笑) めちゃくちゃ簡単にいえば、スマホで注文したらクールのスタッフが積車でクルマを引き取りに伺って、注文いただいたパーツを装着して、積車で納車するカスタムです。
編:確かにそれならお店の敷居関係なくカスタムをお願いできますね。
片:そうなんです。詳しくはぜひ取材にきてください(笑)
編:わかりました!
ドラレコだけ、リップだけ! パーツ1個からオーダーできる「出張ラクラクカスタム」!
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]