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工場で作った特別なクルマ、それが「ワークス」の由来
レースに使われるスペシャルな車両を作る場所である工場を意味する「ワークス」。
かつて、モータースポーツの黎明期には、レースは自動車メーカーが直営チームを結成して参戦し、プライベーターがそれに挑むというスタイルのものが多かったため、メーカーが作ったクルマで参戦することを「ワークス体制」と呼んだことが由来だ。
レース車両作りにはノウハウや設備が必要なので、各メーカーは専門の会社や部門を設立した。現代ではその技術を活かし、標準車とは異なる仕様の特別仕様車や、さらにカスタマイズを施したコンプリートカーとして、新車を生産・販売している。
また、コンプリートカーだけでなくパーツやグッズも手がけるなど、幅広い展開を行っている。
ワークス系カスタマイズカーの最大の魅力はその「クオリティ」の高さだ。
かつては完成車をもとにパーツを開発することもあったが、現在は新車の開発開始と同時にデザインや素材、カラーリングなどを設定し、パーツの開発を始めるなどし、完成度やフィッティングの面では純正と同等の高品質を実現している。「これぞワークス」という仕上がりのよさが自慢だ。
過去と現在、時代とともに変化してきたワークスの意義!
過去●自動車メーカーのレース部門として戦いを繰り広げる
現在●メーカー純正に準じた品質の車両やパーツを開発・販売している
ワークス系パーツの購入と、装着は新車販売店でできる
ユーザーニーズに合わせた選択が可能
▶CASE01 パーツを単体で手に入れて自分の好みに仕上げる
▶CASE02 カタログモデルとして完成した車両を手に入れる
【スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部】