進化するコソ泥の手口を理解した上で対抗せよ!!

CANインベーダーは対応策なし!?【愛車は自分で守る】第2弾/大胆な車両盗難には最新のセキュリティを! スマートキー対策も忘れずに!

近年の車両盗難に関する手口は、電子制御化が進む新型車の弱点をついた巧妙な手口が多い。それらを知っておくことは大事だが、肝心の対策も充分に理解することが必要だ。手軽に効果を発揮するスマートキーカバーなどもあるが、最新のセキュリティで予防することもお薦めしたい。

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ニュース番組などで車両盗難の事件が定期的に報道されているのは、実際に車両を持ち逃げされる被害が絶えないからに他ならない。これまでも世間では「コードグラバー」や「リレーアタック」といった手口が紹介され、その対策法などが若干オブラートに包まれつつも伝えられてきた。そして昨今の報道で声高に叫ばれているのが「CANインベーダー」なる聞き慣れない造語だ。

現代のクルマは電子制御化が進み、車体の至る所にCANことコントローラーエリアネットワークが張り巡らされている。ウインカーひとつとってもCANで制御されており、故障診断をはじめとした利便性向上に繋がっている。しかし、この利便性は諸刃の剣とも言えるもので、悪用しようと思えば配線1本からクルマ全体を支配下に置くこともできてしまう。

そして、従来の「コードグラバー」や「リレーアタック」といった手口と絶対的に異なる点が、スマートキーの発する電波を「CANインベーダー」は必要としないことに有る。これにより、窃盗犯はポツンと駐車している車両に難なく近づき、手慣れた作業でCANの配線に機器を接続してオーナーに成り代わってしまうのだ。

果たして、この終わりなき闘いに終止符を打つことは出来るのだろうか……。

キーレスキー操作で発する電波を遠方からグラブして(掴んで)解錠する【コードグラバー】

スマートキーの微弱電波を拾ってリレー形式で鍵のIDコードを盗難【リレーアタック】

スマートキーの微弱電波すら不要、車両のCAN通信に直接アクセス!?【CANインベーダー】

8つのアイテムを紹介! 【愛車は自分で守る】第3弾/ひと目でわかる物理防御がやっぱ最強!?大切なパーツには必須です!

愛車を守る企画の第3弾は、物理的な盗難防止に役立つロック系のアイテム。車両だけでなく、ホイールなどのパーツ盗難被害も存在する中で、ひと目見たときに盗難防止アイテムがついていることで、盗難を諦めさせる視覚的効果も重要なのだ。

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]