デビューから2カ月で見えてきた、新型ノア&ヴォクシーの「良いところ」と「悪いところ」(1)

知りたかった○と×、本音トーク! 新型ノア&ヴォクシー(90系)試乗チェックVol.1【家族みんなで楽しめる♪ #いま買えるミニバン選び2022春 】

年明け1月から正式に発売がスタートし、すでに約7万台という受注をうけている新型ノア&ヴォクシー。2022年のミニバンシーンは、その人気っぷりから、このクルマを中心に回っていくのは間違いなし。スタワゴ的にも注目度全開で、その動きをガッツリ追っていくぞ! そんな今年の主役のだんだん見えてきた全貌はもちろん、先代との違いの解説、さらにはカスタム予測などをメインとし、ノア&ヴォクシーを取り巻くライバル車達との比較なども徹底解説。いま買えるミニバン情報をギュッとまとめて紹介中だ。2022年復権(!?)を狙うミニバンシーンをじっくりと読み取っていこう。

ミニバンらしい正常進化に、アドバンテージはあるのか?

ノアはノーブルなミニバンスタイル、ヴォクシーは相変わらずの個性的なスタイルで登場した。先代型では、アルファード&ヴェルファイアの高い人気の影響でマイナーチェンジの際には高級路線に多少シフトし、その流れでエスクァイアが追加設定されたりしたこともあったが、今回は、トヨタを代表するMクラスミニバンとして、比較的オーソドックスなモデルチェンジだったと言えるのではないだろうか。

とはいえ、基本的にはミニバンの「高級化」は必然だ。トヨタは世界初、クラス初が大好きだから、新型ももちろん、新しい機能や装備を搭載している。いわゆる居住性や空間効率の向上といったミニバンに求められる性能も高めている。トヨタの看板でもあるハイブリッドは今回のノア&ヴォクシーからリニューアルとなった。

Mクラスのライバルはe-POWERで一時期圧倒的人気を誇った日産セレナと、春に登場予定のホンダ・ステップワゴン。この2台に対して新型ノア&ヴォクシーにアドバンテージはあるのか? 装備やメカニズムなどをチェックしながら検証してみた。

【POINT 1】エクステリア ミニバンの王道的スタイルは賛否両論

○ 堂々・躍動的な”力強いハコ”スタイルを追求
ノアは先代型の最終モデルのイメージを踏襲したメッキグリルで押し出し感のあるフロントマスクが特徴。ヴォクシーは大型グリルに2段ヘッドランプをさらに強調したスタイルで超個性的だ。
× 時間とともに見慣れてきたものの、好き嫌いがはっきりと分かれる
ノアはミニバンとしてはオーソドックスなスタイルで、安心感はあるが保守的でもあり、またヴォクシーは斬新すぎる(?)フロントデザインのため、どちらも好みが分かれるところだ。

【POINT 2】コネクティッドサービス ディスプレイオーディオって本当に便利なの?

○ コネクティッドナビに、トヨタとしては初対応利便性が大幅に向上
エンターテインメント面で注目の装備が、コネクティッドナビだ。通信による最新の地図データの表示、駐車料金や口コミレーティングといった施設情報をリアルタイムで取得することができる。
× 標準装備の8インチはデザインがいまいち
標準装備は8インチで、10.5インチはオプションだ。8インチではコネクティッドナビ契約ナシではナビ機能が使えない。フレームサイズに対して小さく見えるのも気になる。

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]

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