年明け1月から正式に発売がスタートし、すでに約7万台という受注をうけている新型ノア&ヴォクシー。2022年のミニバンシーンは、その人気っぷりから、このクルマを中心に回っていくのは間違いなし。スタワゴ的にも注目度全開で、その動きをガッツリ追っていくぞ! そんな今年の主役のだんだん見えてきた全貌はもちろん、先代との違いの解説、さらにはカスタム予測などをメインとし、ノア&ヴォクシーを取り巻くライバル車達との比較なども徹底解説。いま買えるミニバン情報をギュッとまとめて紹介中だ。2022年復権(!?)を狙うミニバンシーンをじっくりと読み取っていこう。
約30万円~50万円アップした車両価格
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先代80のエントリーグレードであれば、約220万円という車両本体価格だったが、新型になり、ノアのエントリーモデルで約270万円とグンと価格が上がった。
これは先進装備の標準化や各部の質感アップなどが要因と考えられる。もちろん昨今の原材料の高騰などもあるかもしれない。
新型ヴォクシーには、ノアの様なエントリーグレードはなく、最安でも304万円(S-G)という設定。300万円を超えてくるとアルヴェルも視野に入ってくるだけに、ミニバンフリークにとってはなかなか悩ましいところだ。とはいえ新型となり魅力的な部分も増えたので、それを踏まえて、ヴォクシーで新旧比較をしていこう。
【ヘッドライト】セパレート式のヘッドライト
【テールレンズ】縦型から横型に大幅イメチェン
- 先代80系
- 新型90系
80は縦に長いテールランプデザインだったが、この新型では横に伸びる形状へと大きくスタイルチェンジ。しかもその左右が一直線の光でつながるような意匠だから、視覚的なワイド感が大きく引き上がっている。縦方向部分の点灯面積はさほど大型ではないため、より点灯感を高めたアフターのLEDテールが発売されれば、ぜひ検討すべし。
【ボンネット】凹凸が逆になって重厚感アップ!?
- 先代80系
- 新型90系
ボンネット形状も特徴的。80は中央部分がコの字型でプレスされたデザインだったが、新型のボンネットはヘッドライトの上部分に、立体的でキレ味鋭いエッジラインが描かれている。左右の端もグッと立ち上げられていて、80よりも量感、3D感が増した印象だ。デザイン自体もスポーティだから、このラインを際立たせる塗装などが有効か。
【フロントアンダーグリル】印象的な開口部が大型化
- 先代80系
- 新型90系
フロントグリルもデザインが変わり、80よりもシンプルでクリーンになった。エンブレムの配置が微妙な気もするが、どう捉えるかは好み次第だ。台形だったフロントアンダーグリルは、よりスクエアになって高さとワイド感が向上。フィンの数も多く。ここはスポーティというよりも高級志向になった印象だ。デイライト部分の意匠と連動するため、変えるなら同時が推奨。
【ホイール】純正は16~17インチ
- 先代80系
- 新型90系
ホイールベースや足まわりの構造などは、80からの大きな変更はナシ。ただしジールの見立てでは、まだ実測ができていないから断言はできないものの、80よりも新型の方がより攻めたサイズにチャレンジできそうなのだとか。オプションで用意されるGRエアロパーツセットのホイールは、18×7Jでインセットが40。深めのリムもイケそうだ。
【サイドパネル】オプションのユニバーサルステップに注目
- 先代80系
- 新型90系
80で採用されていたサイドドアパネル。新型はより自然なカタチのシンプルなデザインに。注意すべきは純正オプションのユニバーサルステップ。これを追加するとステップがドア下から見え、それを目隠しするための化粧パネルが助手席側スライドドアにだけ装着される。となるとボトムラインがそろわない。ドレスアップ優先ならナシという判断もあり!?
【3列目の窓】尻上がりでシェイプに
- 先代80系
- 新型90系
80は3列目の窓の上が直線基調、下が軽いアーチ状だったのに対し、新型の窓は上が後方で鋭く変化するデザイン、下が後方へ向けてせり上がっていくラインへと変更に。特に下のせり上がるラインは、そのままテールランプにつながるカタチとなっていて、鋭さと伸びやかさが増された印象。新型の特徴的な意匠だけに、このラインを生かせるコーディネイトを狙いたい。
【リアウイング】ハイマウントがウイングに内蔵
- 先代80系
- 新型90系
80のウイングは中央をヘコませたエッジ感のある形状だったが、新型のリアウイングはキレイなアーチを描く落ち着いたデザイン。ハイウントストップランプが内蔵されているため、ウイングを交換する際にはこのハイマウントをどうするかにも考慮したい。また80でむき出しだったリアワイパーも、新型では格納されてスッキリな見た目に。
【リアバンパー】ボトムラインやリフレクターが変更
80のリアバンパーは両端の立ち上げが大きく、プレスラインも入って精悍なイメージ。それに対して新型は、シンプルでワイド感が強く、全体的なボリューム感と立体感が増されているのが特徴。高級感を引き上げたデザインという印象だ。またリフレクター形状もガラリと一新。新型は長さが異なる横方向のリフレクターが、片側で2段。ワイド感ある配置。
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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]
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