無骨をカタチにしたヘビーデューティー系

パワフルでワイルドないかにもヨンクという振り切ったジムニーへと愛車を仕上げたいなら、ぜひ選んでほしいのがこのナイトロパワーのH12ショットガン。と言うのもこのモデル、サークルホールディッシュという王道の意匠を基本としながら、随所に独創的な、しかもとびきりワイルドな仕掛けがビッシリと詰め込まれた独創モデルだからだ。

まずはそのフェイス。ディスクエンドは一段深く落とし込まれた構成となっていて、そこから垂直に近い角度でディスクが立ち上がり、センターへ向けてダイナミックなコンケイブを描くハイインパクト形状。ディスクエンド部に打ち込まれた大型のピアスボルトも無骨で、まるで壁面に銃弾がめり込んだような印象だ。

楕円形となる12個の丸窓は、視覚的に重くなりすぎないようバランス感に配慮したレイアウト。その縦壁にはリブが設けられていて奥行き感もしっかり。正面からと斜めからとでは円の形状が違って見えるなど、ディテールへのこだわりも満点だ。

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そのホールの内側、センターの周囲を囲むように刻印されるのはナイトロパワーのロゴ。SPAS12という文字列は、実は実際に存在する銃のネーミングだそう。銃弾で撃ち抜いたようなディスクホールの雰囲気と、ショットガンというモデル名にちなんだ、遊び心満点なアレンジである。

リムフランジには台形のディンプルを連ね、歯車のようなデザインとしてギア感を演出。このディンプルとディスクエンドの別体ピアスボルトとの連携が、これまでとはひと味違ったビードロックのようで新鮮だ。

このようにH12ショットガンは明らかにタフでワイルド、無骨を絵に描いたようなヘビーデューティー系の1ピース。ただし細部を見ていくと実に繊細な造形やこだわりが随所に盛り込まれていて、ドレスアップホイールとしての完成度もバツグンに高い。これだけの無骨さを生かすにはやはりジムニー自体をタフネスに味付けしておきたいところだし、合わせるタイヤもゴツゴツ系が最適だ。

主戦場はオフロードとなるが、デザイン性の高さを考慮すればライトな街オフにこの足元だけ、というのもアリ。アメリカンミリタリー的なテイストも強く備わるため、アーミー路線に振り切るのもオモシロイ。

【MID NITRO POWER H12 SHOTGUN・エムアイディー ナイトロパワー・エイチ12ショットガン】

SIZEINSETHOLEP.C.DCOLORPRICE
15×6.0J−55139.7バレルブラック4万1250円
ブラッククリア/マシニング4万3450円
16×5.5J205139.7バレルブラック4万5650円
ブラッククリア/マシニング4万7850円
16×6.0J−55139.7バレルブラック4万6750円
ブラッククリア/マシニング4万8950円

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]