車高調整式サスペンションは、長さを調整することで車高の上げ下げを可能とするパーツ。調整方法はご存じの方も多いと思いますが、ここでは入門者に向けた基本的なセッティングをレクチャー。これから車高調をはじめる人は、ぜひご一読ください!
せっかくの機能をつかわないのはもったいいない! 車高調の使い方
せっかく車高調を取り付けているのであれば、その機能を使わないのはもったいない。
というわけで、ここでは車高調整式サスペンションキットの代表的な使い方をお届けします。
納得のスタイルを目指して車高をミリ単位で調整したり、運転していて楽しい減衰力に調整するだけでも、クルマに乗るのが楽しくなること間違いなしですよ!
まずは下準備をしっかりと!
【車高を調整する】
車高調整式サスペンションキットというからには、まず車高の調整方法をチェック。
とはいえ、装着してから一度も調整したことない人もいるのではないでしょうか。
ぜひ工程を覚えて、メンテナンスも兼ねて調整してみましょう!
まずはメジャーなどで、スプリングシート下からロアブラケットまでの長さを計測しておく。
キットに付属している車高調レンチを使ってロアブラケットを固定しているリングを緩める。
長い間手を付けていなかった場合、砂利などが付着している。作業しやすいように掃除しよう。
手でショックを回せない場合はレンチを使ってもOK。車高を上げるときは下側の右に、下げるときは上側のリングの左を押していこう。
先ほど計測した部分の長さが、希望の長さになるまでショックを回す。ここでは10㎜短くした。
後に付属のレンチでロアブラケットのリングを締め込んでやれば終了。逆側も同様に行う。
覚えておいて欲しいのが、ロアブラケットを固定するときにトルクレンチを使うこと。走行中に緩んで車高が勝手に変わることもあるからだ。
【減衰力を調整する】
車高よりも頻繁に調整しやすいのが減衰力。
せっかく乗り味を調整できるのだから、自分の好みに合わせてセッティングしたい。
ダイヤルをまわすだけでOKなので、ぜひトライしてみて欲しいぞ。
時計回り
反時計回り
固める方向にダイヤルのクリックが止まるまで回して、逆回しで好みの段数まで柔らかくしていく。減衰力の数え方は、一番硬いところを1として、柔らかくなるほど数字を大きく表現。例えば、20/32段と書かれていたら、32段中20段階柔らかいセッティングということ。
取材協力店【MKファクトリー】
愛車をカスタムしてきた垣内さん率いるMKファクトリー。足まわりからエアロまで、幅広いカスタムに対応する。
問:大阪府東大阪市元町2-1-41
電話:070-5651-9135
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