【速報! 東京オートサロン2023】エブリイワゴンベースのふたり旅仕様、エブラー3種が勢揃い!

【TAS2023】ツインでモトコンポ載せぇ〜 車いすスロープ車のクールな再利用など、3種の「ふたり旅」仕様エブラーに注目

東京オートサロン会場で大きなインパクトを放ったフォレストオートファクトリーのビーチカーシリーズ。3台のリリースを終え、今年2023年はエブラーシリーズの3台を一挙展開。その中身を見ていこう。

バモスホンダをベースとしたFAFビーチクルーザーからスタートしたフォレストオートファクトリーのビーチカーシリーズ。その後、ダイハツ・フェローバギーベースのビーチバギー、スバル360カスタムベースのビーチバンと3種のコンセプトカーが誕生に至った。

今回の東京オートサロンでは、DA17W型スズキ・エブリイ用に開発されたFAFリフトアップスプリングを装着し、さらにオーセンティックな雰囲気のあるビーチカーシリーズのカラーリングを加味しつつ、バンパー丈を短くし走破性を重視した設計とした自社フォレストオートファクトリー・オリジナルの前後バンパーを装着したFAFエブラーをベースに選択。

+5センチのリフトアップ&ショートバンパー化で機能性がアップした車体に、すでに代名詞となったともいえる木工系の各種装備、そしてベッドキットを搭載。車中泊とアウトドア系のアクティビティを組み合わせ、ギアとしての性能を引き出した3台を展示している。

FAF-EVELER MOTO BASE

FAF エブラー、モトベースは、2人旅向けの1台。ベースとなるエブラーで観光地へ向かい、ラゲッジスペースから2台のモトコンポを出して、近隣をツーリングして帰ってくるというスタイルを想定している。カラーリングは初代ビーチカー、バモスホンダのビーチクルーザーをモチーフにしている。

スズキの福祉車両 WITHシリーズのエブリイ 車いす移動車をベースとしたカスタマイズカー。バンパーごと開くスロープと車いす引き上げ等に使う電動ウインチを活用し、ウインチにキャスター付きの台車をベースとしたキャリアを引き上げさせることで、アイテムのイージーな積載を可能にした1台。近年、中古市場に流通する車いすスロープ車を、バイクや自転車、カートなどのトランポとして活用するケースも一般化してきており、こういった提案もひとつの活用方法として見直されている。またベッドはMGRカスタムズのベットキットを採用。モトコンポを格納するため、ハイマウントなレイアウトとなっている。

FAF-EVELER WONDER BASE

FAFエブラー・ワンダーベースは、まさに今回の3台のベースモデルともいえる仕様。ボディカラーはスバル360カスタムベースのビーチバンとおそろいだ。MGRカスタムズのベットキットを使い、オリジナルの木製サンシェードを装着する1台だ。さらに、ビーチバンで登場したウッド・スリット・ルーフのテイストを受け継いだキャンバストップ・木製スリットルーフを備える。大好きな場所へ向かい、時に降り注ぐ太陽を、時に満点の星空を、変わりゆく空を眺めながらくつろぐという旅のスタイルが実現できる。またベッドの木製キャビネット部にパッシブスピーカーを内蔵! 電気いらずで高品質な音楽を再生できる。

FAF-EVELER ACTIVE BASE

FAFエブラー・アクティブベースは、ダイハツ・フェローバギーベースのビーチバギーを想起させるアレンジ。ワンダーベースをさらにアクティブにしたルックスをもつ。バンパー以外の追加装備としては、バンパーガードや、アンダーガード、リアガーニッシュ、テールランプガードなどのクロカンテイストの強いアイテムに、ルーフラック、ルーフランプが揃う。ルーフランプにはスマイルマークが描かれているが、これは室屋義秀氏の「FLY FOR ALL #大空を見上げよう」に共鳴した元飛行機屋のフォレストオートファクトリー戸森社長が行ったもののリフレインとなっている。

また、そのベッドスペースに置かれているのは、KONOSOUNDのスピーカー。バックロードホーン構造を採用したパッシブスピーカーで、同様のものがベッドキャビネット内に装備されている。そのためキャビネットの所定の位置にスマホをはめ込むだけで、スピーカーの電源いらずで高品質でなサウンドを楽しめるものとなっているという。

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著者プロフィール

古川 教夫 近影

古川 教夫

クルマとバリアフリー研究家。基本は自動車雑誌編集&ライター&DTP/WEBレイアウター。かつてはいわ…