驚きは全長だけじゃない! 観音開きドア、さらにキャプテンシートは海外仕様!
卒業制作の一環として、毎年東京オートサロンに向けてカスタムカーを製作している千葉県にある日本自動車大学校、通称NATS。学生がチームを組み、企画立案から車両の手配、そしてカスタムカーの製作まで、すべて自分たちの手でおこなっている。今回のオートサロンにおいても、何台もの車両が展示されていた。
その中で特に注目を浴びていたのが、鮮やかなブルーボディのアルファード。アルファードといえば、キング・オブ・ミニバンとして絶大な人気を誇る高級ミニバン。そんなクルマを、驚きのピックアップ仕様にカスタムした。
まず目を奪われるのはその全長。実測値は6.6m! スライドドアの後方を一度カットし、なんとハイラックスの荷台部分を延長しながら複合させた。さらにリアウインドウ部分にはプロボックスのウインドウを移設している。
そんなボディ後方の衝撃は足元にもある。超ワイドなオーバーフェンダーを製作し、収めたホイールはリム幅14Jという、超ディープリムの20インチホイール。しかもホイール装着には、90mmのワイドトレッドスペーサーを使用している。
驚きの連続になるアルファードだが、後席ドアの開閉はスライド式ではなく観音開き仕様にチェンジ。さらに後席のキャテンシートは、国内仕様のキャテンシートよりも横幅が広い中国で販売されているモデルから移設している。
このオートサロン終了後、改造申請書類を作成し公認を取得予定。学生たちの卒業旅行として、公道を走ることが計画されている。もしかしたら、ピックアップアルファードを見かける機会があるかも!?
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]