LEXUSのDNAをさらに進化させた乗り心地と感性に寄り添った静粛性

全高が高いミニバンの乗り心地といえば、フワフワしがちなイメージを持っている人も多いかもしれない。しかし新型「LM」は、ボディ剛性の強化、さらにはシート開発において、すべての乗員が快適に過ごせるよう進化を遂げている。

次世代LEXUSが一貫して取り組んでいる「素性の刷新」を新型「LM」でも実践。ラジエターサポートブレース/ロッカーストレート構造/リア床下ブレース/クォーターピラー部リインフォースメント設定などにより、従来比で約1.5倍のボディねじり剛性を確保。アッパーボディやフロアに採用した、構造用接着剤の使用も、振動の軽減に効果を発揮している。

シート開発においても、心身ともに自然体でいられるよう身体の動きを徹底的に分析。特に頭部の揺れの軽減と視線の安定化が図られており、シートそれぞれで異なる特性を持っている。フロントシートは座面の面圧分布を最適化し、旋回時のGの大小にかかわらず身体をしっかりホールド。疲労を軽減する座り心地と、クルマとの対話に集中できる環境を追求している。2列目シートにおいては、特性の異なる2種類の衝撃吸収材を使用することで、停車時から走行時まで乗員を優しく包み込みながら支える構造に。そして3列目シートは大人でもゆったり座れるよう、シートバックとクッションに厚みを持たせている。

他にもリニアソレノイド式アクチュエーターと周波数感応バルブを併用した「周波数感応バルブ付きAVS」や、後席の快適性を重視したドライブモードセレクト「Rear Comfort」モードをLEXUSとして初採用し、上質な乗り心地を実現している。

そんな乗り心地と合わせてこだわったのが、「心地よく感じる自然な静けさ」をテーマにした”静粛感”。ノイズの周波数帯域と発生部位などを解析し、発生するノイズ(源音)を小さくする/車内への侵入を防ぐ(遮音)/車内のノイズを下げる(吸音)の3ステップを追求。ノイズの低減では主にロードノイズと風切り音に着目し、ロードノイズはタイヤ周辺、風切り音はボンネットやピラー周りに重点的に対策が施された。他にも吸音材/遮音材/制振材を、分量や厚みをチューニングしそれぞれの部位に最適に配置することで、車内騒音の大幅の低減が図られている。

細部に至るまで、LEXUSのこだわりが詰め込めれた新型「LM」。その凄さをぜひとも体感してみたい。

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[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]