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プロに聞いたクラウン クロスオーバーのホイール&タイヤ選びのコツ!
新しいモデルであり、ホイールとタイヤのサイズが特殊なクラウンクロスオーバー。ホイール換装についても装着例が少ないだけに、「まずは教科書サイズを」と話すタイヤ&ホイール館フジ スペシャルブランド横浜店の松川さん。その中で第一にポイントになるのは、上げるのか、下げるのか? SUV路線にするのか、セダン路線で行くのか。この両者ではホイールはデザインの傾向が変わり、タイヤは銘柄が変わる。
下げ路線で行くなら、ハリアー等のノウハウが活かせそうだ。タイヤ外径もほぼ同一。ホイールも数値は近い。一方上げ路線となると選択肢が減る模様。とりわけ19、20インチ超となるとホイールもタイヤも選択肢が少ない。18インチ化すれば選択肢は増えそうだが、現状では選ぶオーナーは少ない模様。ちなみに、純正では一部グレードにレスオプションというカタチで18インチの設定はある(一部オプションのスペアタイヤは17インチ設定)。
同店では、現状オフ路線での仕上げ例はないそう。今後増えていくことも予想されるが、それにはホイールの品揃えの充実がカギを握るだろう。
まずは純正のタイヤ&ホイールサイズをチェック
純正サイズ(1)19×7.0J+40 225/55R19
純正サイズ(2)21×7.5J+35 225/45R21
※オプションで18インチも設定あり
POINT & RECOMMEND WHEEL
先代クラウンはセダンタイプのみで、18×8.0J+45辺りが基本。フロント=8.5J、リア=9.5Jというように、前後でリム幅を変えるケースもカスタムの定番手法だったが、現行モデルのクロスオーバーは、名称が示す通り、ジャンルとしてはSUVより。リム幅は8.0Jの4枚通しが定番になるのではないかと思われる。とはいえ松川さんの言葉を借りると、現状はまだ“教科書サイズ”を試している段階。どこかでブレイクスルーがあるかもしれないが……。まずは右のサイズを参考にしていきたい。よりSUVらしさをアピールできるオフ系でいくなら18インチ、17インチホイールの充実がカギを握ると予想する。
狙い目サイズ
(1)19×8.0J+38前後
(2)21×8.0〜8.5J+38前後
(3)22×8.5〜9.0J+38前後
POINT & RECOMMEND TIRE
「タイヤ外径はハリアーに近い」と松川さん。その意味では、現状でもできることはありそうだ。オフ系=“上げ”で作る場合もタイヤそのものの設定はある。ホイールの側でオフ路線の17インチが広まれば、アゲ仕様クラウンも増えていくかも!? 『トレイルテレーンT/A』『オープンカントリーR/T』等は225/60R18サイズがあるモデルもあるため、18インチのアゲ系もイケそうだ。下げ系なら現状は右のサイズの通りで、純正と同じ19インチと21インチが無難なところ。ただ、22インチの装着例もあるという。あと注意したいのはロードインデックス。ノーマルが95で、ソレ以上の数値が必要だ。
狙い目サイズ
(1)225/55R19
(2)225/45R21
(3)255/35R22
ボルト選びもポイント
【タイヤ&ホイール館フジ スペシャルブランド 横浜店】
■住所:神奈川県横浜市都筑区川向町2003-9
■営業時間:11:00〜19:30(土日祝:10:00〜18:30)
■電話:045-471-7720
▷クラウンクロスオーバーをカスタムする1st STEP まとめはこちら
STYLE WAGON(スタイルワゴン)2023年6月号
[スタイルワゴン・ドレスアップナビ編集部]