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Arm:Telechipsが次世代の車載SoC向けに最新のArm IPを採用

  • 2020/12/16
  • Motor Fan illustrated編集部
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(PHOTO:Telechips)

Armは、車載アプリケーションを専門とするファブレス半導体カンパニーであるTelechipsが、先進運転支援システム(ADAS)や、車載インフォテイメント(IVI)システムなどデジタルコックピットのアプリケーション向けに設計した同社の次世代車載システム・オン・チップ(SoC)である「Dolphin5」に、最先端のArm IPスイートを採用したことを発表した。

 高性能、安全性、消費電力、拡張性に関するTelechipsの高度な要件に応えるため、Dolphin5の設計には、機能安全に優れた「Arm Mali-G78AE」グラフィックス・プロセッサーと「Arm Cortex-A76」プロセッサー、および「Arm Ethos-N78」ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)が採用されている。

 さらにTelechipsは、柔軟で自由な半導体設計を可能にするArm Flexible Accessを採用しているため、ライセンス料を事前に支払うことなく、対象となる複数のArm IPの機能安全パッケージをSoC設計に組み込むことが可能。デザインサービスに関して、TelechipsはArm認定デザインパートナーであるGAONCHIPSと協業しており、ArmベースSoCに対応したSamsung Foundryのプロセスとインフラストラクチャに関する同社の経験に基づく専門知識を活用できる。

 Telechipsの戦略グループ、バイスプレジデントであるLeanne Lee氏は、次のように述べている。「当社とArmのコラボレーションによって、車載アプリケーション用に独自設計されたMali-G78AEなどのIPを活用し、最新の自動車に要求される複雑な処理能力、効率性、機能安全に対応していきます。包括的でヘテロジニアスなArm演算ソリューションを選択したことで、当社は現在、世界中の自動車メーカーのニーズに応えるべく、次世代プラットフォームの開発に向けた体制が整っています」

 Armのオートモーティブ/IoT事業部門バイスプレジデントであるチェット・バブラ氏(Chet Babla)は、次のように述べている。「次世代のIVI/ADASアプリケーションには、安全性、拡張性、電力効率に優れた演算機能のあらゆる要素が求められます。こうしたアプリケーションの重要な要件に対応するため、Telechipsは最先端のArm IPスイートを採用しており、両社のパートナーシップをよりいっそう強化することで、未来の先進的な車載ソリューションでイノベーションを実現していきます」

 Armとのコラボレーションを通じて、Telechipsは今後、Dolphin5 SoCの提供により自動車部品サプライヤーや自動車メーカーの独自の技術ニーズに対応していく。Dolphin5には以下のArm IPが採用される。

・Arm Mali-G78AE:心地よいユーザー体験と、自動運転アプリケーションに必要な安全性と機能を兼ね備えた初のArm GPU。その優れた安全性は、4つの完全独立型パーティションがワークロードを隔離し、安全分野のユースケースに対応するフレキシブル・パーティショニング機能によって実現する。
・Arm Cortex-A76:スマートフォンのようなユーザー体験とレスポンスにより、デジタルコックピットの複数の画面で複数のアプリケーションを並列的に実行処理ができる。
・Arm Ethos-N78:MLに特化して設計されたEthos-N78 NPUと、Cortex-A76 CPUおよびMali-G78AE GPUとの連携により、Telechipsは今後、Dolphin5 SoCの全体的なMLパフォーマンスと効率性を強化していく。Ethos-N78は、1から10TOPsのパフォーマンス・スケーリングを通じ、デジタル・コックピット体験を強化する。

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