中期事業計画(2021-2023)に基づきプレミアムビジネス戦略を強化

ブリヂストン:国内 4 工場の乗用車用プレミアム商品の生産能力を増強

栃木工場
ブリヂストンは、2021 年2 月16日に発表した中期事業計画(2021-2023)において、コア事業にて、高付加価値の断トツ商品を「創って売る」プレミアムビジネス戦略を推進していることを発表した。その一つとして、サステナビリティ、モビリティの進化を見据えたプレミアム商品を「創る」体制の強化を進めている。

このプレミアム商品を「創る」体制の強化において、ブリヂストンは乗用車用タイヤ工場である栃木、彦根、防府、鳥栖の4工場に関し、乗用車用プレミアムタイヤの生産能力を増強することを決定した。総投資金額は約82億円となっている。2022年第1四半期に着工、2025年中に現在の国内工場の乗用車用高インチタイヤ生産能力対比で約6,200本/日(約1割強に相当)の増強を予定している。

ブリヂストングループは、グローバルでの乗用車用高インチタイヤの拡大に加え、新たなプレミアムとして、革新的なタイヤ基盤技術ENLITEN(エンライトン)の強化・拡大を進めている。エンライトンは、今後、技術としてのみならず、顧客の使用条件に合わせたタイヤ性能向上による商品としての価値拡大と、開発・生産から販売、お客様がタイヤを「使う」段階までのバリューチェーン全体において、環境負荷を低減すると共に、生産性、経済性の向上を実現するビジネスモデルとして構築し、社会価値・顧客価値の創出を最大化することを目指している。

これらの取り組みをさらに推進するためには、グローバルでモノづくりを極める中核である日本の乗用車用タイヤ工場の増強を通じたプレミアム商品を「創る」体制の強化が不可欠であると判断し、今回の決定とされた。

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