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モーターファン・イラストレーテッド vol.150「電気に勝つ」より一部転載
パッシブ・プレチャンバー燃焼
副室内で主室と同じA/Fの混合気に点火し、強力なジェット噴流によって主室の混合気を急速燃焼させるのが、ストイキ副室ジェット燃焼(パッシブ・プレチャンバー)。ジェット燃焼がピストン冠面に触れると冷却損失に繋がるので、噴流を避ける(かつ高い容積比を確保するための)冠面形状となっている。SI燃焼の場合は点火プラグの電極を中心に火炎が広がるのに対し、副室ジェット燃焼は瞬間的に燃える。
アクティブ・プレチャンバー燃焼
リーン副室ジェット燃焼は、全体を極めてリーンなA/Fにしつつ、着火に必要なA/Fを点火プラグまわりに形成するため、副室にも専用のインジェクターを設けている。ジェット噴流によって急速燃焼させるのは、ストイキ副室ジェット燃焼と同じ。