日産自動車が愛知県清須市と共に電気自動車を活用した脱炭素化と防災力強化に向けて連携

清須市と日産自動車、愛知日産自動車および日産プリンス名古屋販売の4者は、22日、電気自動車を活用した脱炭素化及び災害に強いまちづくりに関する連携協定を締結した。本協定は「走る蓄電池」となる電気自動車(EV)の普及や脱炭素化の推進と同時に清須市で災害による停電が発生した際、日産の販売会社から貸与する電気自動車(EV)「日産リーフ」等を電力源とした災害時の電力供給体制の構築を目的とした協定で、ゼロ・エミッション社会の実現を目指す日産の『ブルー・スイッチ』活動としては198件目の取り組みとなる。

協定の経緯・背景

清須市は、地域防災力向上のための取り組みや事業、温室効果ガス抑制等の環境対策など、「水と歴史に織りなされた安心・快適で元気な都市」の実現に向けた施策を積極的に進めている。

一方、日産自動車は、EVならではの新たな価値やワクワクを提供し続けるとともに、2018年5月より、EVの普及を通じて、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション『ブルー・スイッチ』を、全国の自治体や企業、販売会社と共に推進している。また、2030年代早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言、電動化をリードしながら、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速させている。

この日産自動車が推進する『ブルー・スイッチ』、そして、清須市が推進する環境・防災対策やSDGsの推進と、双方の取り組みにお互いが賛同し、本協定の締結を行う運びに至った。

協定の概要と主な連携内容

「電気自動車を活用した脱炭素化及び災害に強いまちづくりに関する連携協定」の概要は、以下の通り。

  • 清須市および日産自動車、愛知日産自動車、日産プリンス名古屋販売は、市のイベントで電気自動車の「走る蓄電池」としての活用を市民へPRし、環境・防災意識向上を目指す。
  • 清須市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所等に、日産の販売会社の店舗に配備している電気自動車(EV)「日産リーフ」等を無償で貸与し、EVからの給電により、災害時にも避難所等で継続して電力が供給できる体制を整え、市民の生命及び身体の安全を守る。

清須市は、今年度、公用車として軽の電気自動車「日産サクラ」2台の導入を予定しており、環境に配慮した電気自動車(EV)の普及を目指し、環境・防災力向上にも努めていく。

清須市と日産自動車は、本協定締結を機に、電気自動車(EV)を活用した、環境に優しく災害に強い持続可能なまちづくりを推進し、美しい自然環境を未来に残すため、EVの普及を通じた地域課題の解決、脱炭素社会実現、SDGs達成に向けて、更に連携を強化させていく。

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