アイシン、道路維持管理支援サービス「みちログ」にAIを活用した新機能を搭載

サービス管理画面イメージ
アイシンは4月1日にAIを活用した新機能を搭載した道路維持管理サービス「みちログ2.0」をリリースすることを発表した。すでに実証実験を行っている岡崎市・刈谷市に導入され、本格運用が開始される。

アイシンがリリースする道路維持管理支援サービス「みちログ」とは、車両で収集した走行データや車載カメラで撮影した画像をもとにポットホールなどの道路の異常を検知して、補修に向けた計画支援、対策実施につなげる道路維持管理のトータルサービスである。サービスによって、従来の道路維持業務の効率的な改善が見込まれている。

「みちログ2.0」は、従来のクラウド上でのAI画像認識に加えて、エッジコンピューティング※1を採用し車載器でも中間判定を行なうことで、さらに高い精度で路面の異常検知が可能となっている。また、新たに路面の損傷状況の色分け表示機能を搭載。IRI※2とひび割れ率をAIによって割り出し、地図上で損傷状況の色分け表示を行う。損傷状況をよりタイムリーに可視化することで、自治体の道路維持管理業務の効率向上に貢献する。

※1 センサーやデバイスなどからのデータを、端末自体または発生した現場に近い場所(エッジ)で処理する方式や考え方のこと。
※2 IRI(International Roughness Index:国際ラフネス指数)路面の平坦性を示す指標。

路面の損傷状況の色分け表

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