車工会・CJPTが商用電動化WGを設立し商用電動車と架装に関わる課題と対応の方向性を共有

Commercial Japan Partnership Technologies(以下、CJPT) は輸送業が抱える課題の解決やカーボンニュートラルの実現への貢献を目指し日本自動車車体工業会(以下、車工会)と連携、初の試みとして架装メーカーおよび関連架装機器メーカー(以下、業界各社)と共に商用車電動化WGを設立した。商用電動車と架装に関わる課題と対応の方向性を共有したことを発表している。

共有された商用電動車の課題

商用車の中でも小型・中型トラックは日本の「はたらく車」の中核であり、重要な社会インフラとなっている。トラックの電動化を進めるにあたり、架装においても従来のエンジン駆動のベース車とは異なる技術的対応が必要となる。架装の種類や方法は多種多様であるためCJPTは商用電動車の普及に向けて業界各社との連携が重要と考え、架装の電動化対応に向けた取り組みを2022年2月より推進させている。今後は、商用架装車と架装機器の電動化に向けて開発を円滑に行うため、CJPTは本活動を通じて業界各社の輪を拡げ、商用電動車の普及を着実に進めていく。な

活動を通じて共有された方向性

  1. エンジンに代わる架装物への動力提供
  • 架装物の動力を、エンジン駆動からモーター出力または電力へ置換
  1. 電動車両と架装物の通信
  • 電動車両の通信方式が様々である実態を踏まえ、既存規格へ将来的に準拠
  1. 車両用電力と架装用電力の最適化
  • 車両走行用電力と架装物駆動用電力を、最適なバランスで供給できる電力マネジメントと消費電力の最小化
  1. 電池、水素タンクと架装物搭載の両立
  • 従来の燃料タンクに比べ容積や重量の増加が見込まれる電池、水素タンクの搭載レイアウトの見直し
  • 架装物搭載時の作業性向上

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