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表情を変える自動運転バス
本実証では、境町で定常運行している自動運転バスの1台に市光工業が開発したディスプレーを設置し、車両の状況に合わせて、「発進」「横断者あり」「停車」「右折」「左折」「あいさつ」などを意味するサインを文字や表情で表示する。通常はドライバーがジェスチャーなどで周囲の交通参加者に対してコミュニケーションを行っているが、外向けHMIが車両の状況を分かりやすく伝えることで、その役割の一部を代替する。表示するサインは、車内のスタッフが都度タブレットを使って操作する。市光工業とBOLDLYは、ドライバーの役割の一つである「V to Pコミュニケーション」に着眼している。
本実証では、この機能の一部を担う外向けHMIを設置した自動運転車両を用いて、住民向けの試乗会や公道での実証走行を行い、周囲の交通参加者の受容性や行動変容が検証された。本実証を通して、レベル4の自動運転サービスにおいてドライバーがいない場合にも、外向けHMIを用いて自動運転車の周囲の交通参加者へ適切なコミュニケーションを行い、安全な運行に役立てることを目指している。
本実証の概要
期間:2023年6月19日(月)〜7月5日(水) 毎日運行
運行時間:午前7時40分〜午後4時14分 1日10便
運行ルート:境町自動運転バス定常運行ルート
「道の駅さかい」〜「猿島コミュニティセンター」(往復)