NEC、自動運転技術早期社会実装を目指した自動運転実証実験を5社共同で実施

ターゲットラインペイントイメージ
西武バスと先進モビリティ、日本ペイント・インダストリアルコーティングス(以下、日本ペイント)、日本電気(以下、NEC)、NECネクサソリューションズは、2023年7月、中型バス車両による自動運転実証実験を共同で行なうことを発表した。

この実験では、2021年2月~3月に実施した実験と同様、西武バス路線である西武池袋線の飯能駅南口と美杉台ニュータウン(飯能営業所管内)間で、自動運転レベル2の実証実験が行なわれる。

今回の実験では、自動運転が正常に作動する環境条件の特定を目的とし、データを調査する。今回の実験結果は今後西武バスエリア内において自動運転技術の実装を検討する際の基準として活用される予定とされている。また、自動運転車両の自車位置推定を補強するソリューションとして日本ペイントが開発した「ターゲットラインペイント」を活用し、より安定した自動運転走行が目指される。

さらに、輸送の安全性を確保するため、NECが提供する映像の送信画質を最適化する技術により、高画質の映像をリアルタイムで遠隔監視室に配信するとともに、車内外の状況を映像分析AIにより分析することで、将来的な車内事故の未然防止や、バス走行路線の損傷点検等の実現に向けた検証が行われる。

遠隔監視画面イメージ
舗装損傷AI解析イメージ
ターゲットラインペイントイメージ

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