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キャンター60周年特別仕様車、新型eCanterを展示公開!
小型トラック「キャンター」は2023年に誕生60周年の節目を迎えたことを記念して、ドライバーモニターやディスプレイオーディオなど、ドライバーの快適性や安全性をサポートする機能を備えた特別仕様車両が展示されている。この車両は60台限定で販売予定で、内装にも工夫を加えており、60周年記念ロゴ入り特別デザインのシートが採用されている。「キャンター」はインドネシア市場には半世紀以上前に導入以来、同国の小型トラック市場で首位の座を維持し続けている。
今年のGIIASでは、電気小型トラック「eCanter」新型モデルのインドネシア市場での初公開も行われた。新型「eCanter」の販売は、ジャカルタ都市部市場を対象に2024年に開始される予定だ。「eCanter」は、OEMが販売計画を発表したものとしては、初めてのOEM製の電気トラックとなる。
新型キャンターバス、中型トラック「ファイターX」も展示!
またKTB社は、「キャンターバス」の新型モデルを公開した。「キャンターバス」は「キャンター」のシャシーをベースに架装部分をバス仕様に整えた車両だ。KTB社がユーロIV排ガス基準に準拠する完成車のバスを販売するのは、今回の「キャンターバス」が初めてとなる。観光業界からの需要に応えるため、より多くの乗客に快適に利用もらえるよう配慮され、従来モデルより車体を長く設計し、座席間隔を広げると同時に、座席数増も実現された。
さらに、中型トラック「ファイターX」のオフロード向けモデルも出展されている。資源が豊富なインドネシアにおいて、山林や採石場での資源の収集と運搬が中型トラックの需要につながっている。2023年3月より販売中のオフロード仕様の「ファイターX」は、未舗装路や不整地での利用に合わせ、通常モデルよりも最低地上高が高く設定され、汚れが目立ちにくいマットブラックのフロントグリルや標準装備のラジエーターガードなど、様々な路面条件に対応する特徴を有している。
カスタマーサービスに特化した「モバイル・ワークショップ」車両も展示!
これらの新製品に加え、KTB社はカスタマーサービスにも注力している。GIIASでは、「キャンター」を移動式整備ステーション「モバイル・ワークショップ」に改造した車両が展示されている。この車両は、販売店を拠点に、整備士やサービススタッフが直接顧客のもとへ出向き、メンテナンスや修理などの要望に応えるためのものである。現在、インドネシアでは120台以上の「モバイル・ワークショップ」が稼働している。
また、KTB社は独自開発したコネクティビティ・プラットフォームの「Runner Telematics 3.0」、カスタマーサービスポータルの「MyFUSO」アプリやオンラインストアなども展開されており、利便性とスピードを重視したカスタマーソリューションが提供されている。販売店訪問の予約やトラックの購入、保有車の状態管理などのデジタル化により、顧客の事業効率と稼働時間が支えられている。