ニデック、ハイブリッドEV向けクラッチコントロールモジュールの新製品を開発

ニデックのグループ会社であるニデックパワートレインシステムズは、ハイブリッドEV向けクラッチコントロールモジュールの新製品を開発したことを発表した。

環境規制の高まりから、BEV(純電気自動車)の需要が伸びつつある一方、充電インフラやバッテリー容量等の課題もあり、HEV(ハイブリッド電気自動車)も依然として高いシェアを維持している。本製品は低速走行時・加速走行時はモータ、高速巡航時はエンジンを動力源とする「ストロングハイブリッドシステム」用パワートレイン向けの製品でモーターからエンジンに動力が切り替わる際のクラッチを切り替える役割を担う。

クラッチコントロールモジュール

ニデックは以前よりアルミダイカストおよび油圧制御用リニアソレノイドバルブ、油圧切り替え用 ONOFF ソレノイドバルブ(電磁弁)について高い技術を有しており、無段変速機(CVT)用のコントロールバルブや自動車向け部品の筐体等を製造している。今回開発されたクラッチコントロールユニットは、ソレノイドを樹脂化したことにより、同社既存製品に比べ、35%の軽量化を達成。また、ダイカスト部品については顧客からの要求機能・レイアウトに基づいてフレキシブルな設計が可能とされている。

キーワードで検索する

著者プロフィール

Motor Fan illustrated編集部 近影

Motor Fan illustrated編集部