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【出展内容】自動化への取り組み加速-かしこく・つなぐ、「ΣSynX Smart Infrastructure」の紹介
三菱重工グループは、長い歴史の中で培った知見や、極限環境においても安全かつ確実に機械を制御する技術を有している。これらの技術に自律化・知能化ソリューション「ΣSynX」を適用することにより、三菱重工グループの総合力を生かした基盤技術深化と新機能の創出の推進を可能にしている。その成果は、三菱重工グループのみならず物流分野以外のさまざまな社会インフラに対しても活用の機会が広がる可能性が見込まれている。
■ΣSynX搭載無人フォークリフト「AGF-X」(参考展示)
無人フォークリフト(AGF:Automated Guided Forklift)分野で半世紀の実績を持つ三菱ロジスネクストが現在販売中の機種をベースに、三菱重工と三菱ロジスネクストが共同開発中の自律型無人フォークリフト。
LiDAR SLAM※ 誘導方式とΣSynXを搭載することで、柔軟かつ効率的なオペレーションや、熟練オペレーターのようなスムーズな荷役動作が実現される。
※SLAM(Simultaneous Localization and Mapping:自己位置推定と環境地図作成の同時実行)とは、移動体の自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術の総称。LiDAR(Light Detection and Ranging)とは、レーザーセンサー(距離センサー)を主に使用する方法のSLAM技術。
■「DECCO」(参考展示)
三菱重工と三菱ロジスネクストが共同で開発を進めている、ΣSynXを搭載した次世代AGFのコンセプトカー。
AI(人工知能)を活用した安全対人コミュニケーションや、車体がコンパクトでその場での旋回が可能。
3wayタイプAGF「RACK FORK AUTO」実機静展示、その他多数のAGF導入事例を紹介
■自動ピッキングソリューション(キリングループとの共同実証を完了)
従来、作業者が考えながら行っていたピッキング作業を、ΣSynXに搭載される独自開発の最適化エンジンや統合制御システムによってAGF・AGV・パレタイザーを連携させることで、一連の作業をかしこく自動化。
■自動入出庫ソリューション
熟練オペレーターのノウハウをWCS(Warehouse Control System:倉庫制御システム)に実装し、加えてフォークリフトオペレーターの「匠の技」をAGF-Xに実装することで、柔軟な自律運転や有事の際のオペレーターとの協業を可能にし、かしこい倉庫運用を実現する。
安心安全な物流ソリューションの提供 – 安全装備・自動化の紹介
■AI人検知システム「OmniEye」、「回生ブレーキ制御」、「S-Assist」を搭載したバッテリーフォークリフト「ALESIS」の実機展示
OmniEye + 回生ブレーキ制御では、近年注目されているAIによる映像解析で車両が人への接近を検知すると減速、近距離になると自動停止で事故防止をサポート。
S-Assistは速度キープアシストおよび坂道停止アシストでフォークリフトの安全荷役作業をサポートする。
脱炭素化を推進する商品開発 – 脱炭素化製品の紹介
■リチウムイオンバッテリー搭載タイプ「ALESIS」をパネル・映像展示で紹介
長時間連続稼働やメンテナンスフリーを実現し、作業効率向上と運用コスト・環境リスク低減が可能。
その他、カーボンニュートラルポート対応F-ZEROタイプ新型タイヤ式門型クレーン(RTG:Rubber Tired Gantry crane)導入事例が映像で紹介される。
展示会の概要
「国際物流総合展2023 第3回INNOVATION EXPO」
会期:2023年9月13日(水)~15日(金) 10:00~17:00
会場:東京ビッグサイト 西展示棟 1 ホール:1A-10