両社が共同研究を進める燃料電池(FC)大型トラック「GIGA FUEL CELL」
両社は、2020年1月にFC大型トラックの共同研究契約を締結。FCの大型トラックへの適合性の検証や、車両制御などの基礎技術基盤の構築を進めている。今年度中にモニター車を使った公道実証実験を開始し、2027年をめどに、共同研究で得られた技術や経験・知見を最大限に生かした量産車両の市場導入が予定されている。
今回の展示車両は、都市間輸送の代表車型である「低床4軸8×4」を採用。航続距離は800km以上(いすゞ評価モード)と、大型トラックとしての実用性とゼロエミッションを両立している。また、水素を用いる燃料電池車(FCEV)ならではのエネルギー容量の大きさを生かし、災害時等における「移動式電源」としての活用を想定した外部給電機能も備えている。
ベース車型 | CYJ77C-WX 低床4軸8×4 |
全長/全幅/全高 | 11,980mm /2,490mm / 3,770mm |
車両総重量 | 25t |
燃料電池スタック-種類 | 固体高分子形(Honda燃料電池スタック) |
燃料電池スタック-出力 | 103kW×4 |
水素重点圧力 | 70MPa |
搭載水素量 | 56kg |
電動機(モーター) | 交流同期電動機 |
モーター出力 | 定格320kW |
高電圧バッテリー | リチウムイオンバッテリー |
航続距離 | 800km以上(いすゞ評価モード) |
外部給電ポート | 2ポート(CHAdeMOコネクター) 最大電力供給量 530kWh |