新型「クラウンセダン」、豊田合成の高圧水素タンク&トップコートレス・ホットスタンプグリルを採用。樹脂分野の知見を活かした製品を導入

豊田合成は、同社の「高圧水素タンク」と「トップコートレスホットスタンプグリル」が、トヨタ自動車の新型クラウンセダンに採用されたことを発表した。豊田合成は、コア技術である樹脂分野での知見を活かし、環境に優しい車づくりへの貢献を続けている。

クラウンセダンの燃料電池自動車(FCEV)モデルは、燃料である水素の貯蔵のための高圧水素タンクを搭載し、車両後部には豊田合成のタンクが使用されている。このタンクは、水素を密閉する「高気密性」と、効率的に貯蔵する「高耐圧性」を備えており、トヨタ自動車と豊田合成の共同開発による、貯蔵効率の向上技術が活用されている。

フロントグリルは、ホットスタンプによる金属調のスポット加飾が特徴となっており、豊田合成のトップコートレス ホットスタンプ技術により生産時のCO2排出量が2割削減されているほか、精密加工技術により面が大きく湾曲した部位へのホットスタンプが実現されている。

※ホットスタンプ:熱で製品に箔を転写し金属調の質感を付与する技術で、突起部など表面積が狭い箇所へのスポット加飾が可能。

高圧水素タンク
トップコートレス・ホットスタンプグリル

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