現代社会におけるメンタルヘルス課題の解決を目指し、移動式の瞑想体験車両「(MU)ROOM Ride」をchicabi・関西イノベーションセンター・パナソニックが共同開発

chicabi社(以下、チカビ)、関西イノベーションセンター、パナソニックグループは、パナソニックが開発した最適なマインドフルネスアクティビティを提供するソリューション「(MU)ROOM」を応用し、多様な場での瞑想体験を可能にする移動式の「(MU)ROOM Ride(ムルーム ライド)」を開発した。

背景

感染症の流行・デジタル化の加速・災害頻発など、急激な環境変化による心のストレスが社会課題となった2020年に、メンタルヘルスケアに効果的なマインドフルネスの需要の高まりを受け、パナソニックは施設向け固定設置型の「(MU)ROOM」を開発したが、この「(MU)ROOM Ride」の活用ニーズの掘り起こしや、マインドフルネス領域におけるBtoC・BtoBの事業化方向性を見出すため、2023年11月から12月にかけて関西エリア3カ所でモニター・アンケートによる実証実験が行なわれる。なお、この取り組みは、関西イノベーションセンターが運営するイノベーション創出拠点「MUIC Kansai」の課題解決プログラムとして採択され、様々な企業、団体同士の共創を通じて課題解決に繋がるビジネス創出を目指すオープンイノベーションプログラムとして推進される。

今回、チカビと関西イノベーションセンターは、この「(MU)ROOM®」の体験機会・場の提供を拡大するため、潜在ユーザーへのアプローチを可能とする移動式のトラック搭載型「(MU)ROOM Ride」を開発した。仕事の合間にリフレッシュを求めるオフィスワーカー、ヨガやピラティスなどの延長としてマインドフルネスに興味を持つ方、週末の余暇として陶芸などのような没頭体験を好む方、旅先での偶然のアクティビティを求める方など、複数のターゲットを想定し、体験機会を提供することで市場調査と今後の市場動向の考察・検証が行われる。

特長

  • 微細なミストのスモーク演出が緩やかに現実世界の視界を遮り、瞑想プログラムに応じた、照明の調光・調⾊、空間⾳響、アロマを連携させて、空間の環境を制御し瞑想状態に誘導する。
  • 瞑想状態にいざなう自動の音声ガイダンスにより、初心者でも簡単にマインドフルネスを体験することができる。胸に付けた計測器で心拍数や呼吸数を測り、瞑想の達成度を点数化する「瞑想スコア」が算出される。
  • (MU)ROOM Rideでは、上記「(MU)ROOM」のオリジナル体験を再現しながら、移動式トラックならではの付加価値を検討。屋外→前室→瞑想室というミニマルな導線設計により、日常空間からシームレスに瞑想に入っていく独自の体験が実現されている。

実証実験の概要(変更可能性あり)

 実証実験(1)実証実験(2)実証実験(3)
実施日11月13日(月)
~11月17日(金)
11月20日(月)
~12月6日(水)
12月9日(土)
~12月20日(水)
場所三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真
西平面駐車場A内 大阪府門真市松生町1番11号
株式会社三菱UFJ銀行大阪ビル
本館横(御堂筋沿い) 大阪府大阪市中央区伏見町3-5-6
関西エリアの寺社
開催時間11:00~19:0011:00~19:0011:00~19:00
ターゲット内省の時間やフロー体験を求める消費者オフィスワーカー観光客(インバウンド含)

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