ジェイテクト、通勤用燃料電池バス「SORA」を愛知県岡崎市の花園工場に導入

株式会社ジェイテクトは、愛知県岡崎市にある花園工場に勤務する社員の通勤用に、燃料電池バス「SORA」(以下「FCバス」)を導入することを発表した。

FCバス導入の背景

通勤用FCバス外観

ジェイテクトの花園工場は、カーボンニュートラルモデル工場として最も顕著な排出二酸化炭素(CO₂)削減実績を誇っている。一方、岡崎市は、2020年2月にゼロカーボンシティを目指すことを表明し、これまでに再生可能エネルギーや省エネ技術の普及啓発、事業構築、計画策定など脱炭素の取り組みを推進している。

通勤用FCバス車内

ジェイテクトは、こうした岡崎市のゼロカーボンシティへの取り組みに賛同し、名古屋鉄道・東岡崎駅と花園工場を結ぶ通勤バスに、CO₂削減に貢献するFCバスを導入することを発表した。なお花園工場は、FCバスやトヨタ自動車の「MIRAI」などの燃料電池自動車に搭載される「高圧水素供給バルブ」および「高圧水素減圧弁」を製造している。

「高圧水素供給バルブ」および「高圧水素減圧弁」の概要

◆高圧水素供給バルブ
高圧水素が貯蔵されているタンクに装着され、高圧水素を適正量で供給する製品。異常時、火災時に供給停止する安全機能を備えている。

◆高圧水素減圧弁
バルブから供給された高圧水素を燃料電池スタックで必要な圧力に調整(減圧)する製品。燃料電池スタックとは、水素と酸素を化学反応させて電気をつくる機構。

高圧水素供給バルブ      高圧水素減圧弁
岡崎市役所で開催された通勤用FCバスお披露目会 左からジェイテクトマスコット・ジェイにゃん、テクニャン、経営役員・立花 昭人経営管理本部本部長、 岡崎市・中根 康浩市長、未来環境創造戦士・エコマンダー

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