デンソーテン、東京海上日動向けにドライブレコーダー連携型クラウドシステムの機能を拡張

デンソーテンは、東京海上日動火災保険の通信型ドライブレコーダー付き自動車保険に採用されている、同社のドライブレコーダー連携型クラウドシステムの機能を拡張したことを発表した。事故時の自動発報・映像転送や普段の安全運転診断レポートの自動生成などを行い、緊急時の迅速な対応と事故の未然防止に繋げる。

1.エコドライブ診断 (個人契約者様向け)

ユーザーにエコドライブを心がけてもらうことで、地球環境保護の活動の一環として、CO₂排出量削減を実現・支援することを目的に追加した機能。本機能は、日々の運転時の加減速情報などからエコドライブスコアを算出し、見える化を行う機能だ。また、エコドライブの診断結果が高得点であれば、電子クーポン獲得に挑戦できるルーレットを回すことができる。

2.要注意ドライバー分析機能 (法人契約者様向け)

ドライバー自身が行う運転の振り返りや、安全運転管理者による安全運転指導に活用ができる「安全運転支援サービス」の1つとして、要注意ドライバー分析機能が新たに追加された。直近4週間のデータから運転状況を分析し、企業の管理者は自組織内の安全運転診断の点数が悪化している要注意ドライバーの情報を確認することができる。

ドライブレコーダー連携型クラウドシステムを用いた既存機能の特長

■高度な事故対応サービス

事故などで車両に大きな衝撃を受けた際には、自動発報を受けたオペレーターが事故発生前後の動画を確認することで、事故の大きさ・車内の状況を把握して、より正確に救急車の要請などの対応を行うことが可能。

■事故防止支援サービス

日々の運転時に車線逸脱等の片寄り走行や前方車両の接近・ドライバーのわき見・居眠りを検知した場合にリアルタイムで端末から注意喚起・警告を実施。また、「あおり運転に遭遇する」、「運転者が体調不良になる」など運転中のトラブルが発生した際は、お客様がドライブレコーダーのボタン(SOS発信機能)押下によって、24時間365日いつでもオペレーターサポートを受けることが可能。

■安全運転支援サービス

ユーザー自身で運転を振り返ることができる「安全運転診断レポート」発行や、家族による見守り機能(個人契約者様向け)、ヒヤリハットマップの作成(法人契約者様向け)などにより安全運転をサポート。

今回の機能拡張により、エコドライブの意識向上につながるWEBアプリ・スマートフォンアプリ向けの「エコドライブ診断」や、安全運転診断の点数が悪化しているドライバーを安全運転管理者へ通知する「要注意ドライバー分析」が追加される。

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