アウディ、e-tron店舗設置のEV急速充電機86基を150kW出力にアップグレード完了

アウディジャパンは、アウディe-tron取扱店に設置済みの86基のCHAdeMO規格急速充電器のアップグレードを完了し、150kW出力での運用を開始したことを発表した。本取り組みは同社がポルシェ/フォルクスワーゲン ジャパンと共に進める「プレミアム チャージング アライアンス(PCA)」として、3ブランドのBEVオーナー向けに提供するサービスを拡充するものである。

アウディでは、2022年8月から導入が開始されていた150kW急速充電器「アウディ ウルトラ チャージャー」のソフトウェアのアップグレードを完了し、150kWの本格的な稼働が可能となった。同様にポルシェでも、急速充電器「ポルシェ ターボチャージャー」の150kWへの移行が完了しており、合計163基で150kW急速充電器の運用が開始される。PCA加盟ブランドのBEV、e-tron, タイカン, ID.4をより短時間で充電することができ、ユーザーの利便性が向上している。なお、アウディでは、2024年上半期までにe-tron店に設置のすべての充電器を、150kW急速充電器とする予定としている。

アウディは、充電ネットワークの拡大を電気自動車普及の要と捉え、充電インフラ整備を継続している。目的地充電として旅先のレジャー施設で使用するデスティネーションチャージャーにおいては、今年5月に連携を発表した全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会に加入する宿泊施設をはじめ、ホテルや温泉施設、高級レストラン、ゴルフコースなどにアウディ純正の普通充電器を無償での設置を進め、100基以上を運用している。

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