トラックドライバーの労働環境の改善が大きな課題であるなか、いすゞは、その課題に対する解決の一助として、ゆとりのある室内空間を実現した「スペースキャブ」を市場投入する。標準のキャビンと比較してシートの後方スペースを300mm拡大したことで、居住性と利便性が向上し、農業から建設業、配送業まで、幅広い市場のニーズに応えている。
スペースキャブでは、運転席・助手席のリクライニング角度を最大40度※1まで大幅に広げ、ドライバーは作業の合間に車内でくつろぐことができ、快適性が向上。また、シート後方のスペースはラゲッジスペースにもなり、精密な工具、衣類や食品など、大切な荷物を雨や汚れから守ることができる。(※助手席は最大30度。)
平ボディは、拡大したキャビン下部まで荷台を延長することで、標準キャブモデルと同等の荷台フロア長3,115mmを確保し、キャビンの居住性と荷物の積載性を両立させている。脚立などの長尺物も荷台鳥居に立てかけることなく積載が可能。
ラインアップには平ボディのほかバンとダンプの架装用シャシーが設定され、いすゞは、新しいスペースキャブ市場を拡げていく意向を示している。
<「エルフ スペースキャブ」主要モデル諸元>
型式 | 2TG-NJR88AF |
仕様 | 木製平ボディ/フルフラットロー |
エンジン型式 | 4JZ1-TCS |
排気量 | 2,999cc |
トランスミッション | ISIM(9速AMT) |
全長 | 4,690mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,965mm |
荷台内寸法(長さ/幅/高さ) | 2,820mm/1,620mm/380mm |
最大積載量 | 2,000kg |
車両総重量 | 4,455kg |
最小回転半径 | 4.4m |
乗車定員 | 3人 |
<国内目標販売台数>
40,000台/年(エルフシリーズ全体)
<東京地区希望小売価格>
主要モデル 5,647,000円(税込み6,211,700円)
<国内目標販売台数>
40,000台/年(エルフシリーズ全体)
<東京地区希望小売価格>
主要モデル 5,647,000円(税込み6,211,700円)