NTN、ギヤボックス設計支援ソフトウェア「Romax」に軸受データの提供を開始

NTNは、センサやソフトウェア、自律制御技術を組み合わせたデジタルリアリティソリューションのグローバルリーダーであるHexagon(ヘキサゴン)社のマニュファクチャリング・インテリジェンス部門が開発・提供するギヤボックス設計支援ソフトウェア「Romax」に、NTNの軸受データの提供が開始されたことを発表した。
ギヤボックスに使用される軸受

「Romax」はギヤボックスに特化した設計支援ソフトウェアとして、自動車や建設機械、ロボット、風力発電など幅広い分野におけるパワートレイン製品の設計開発に活用されている。同ソフトウェアを活用することで、高速分析やモデル作成が容易となるほか、設計の初期段階において、強度や疲労、エネルギー効率、振動や騒音の解析結果を得ることができるため、開発期間の短縮が可能となる。一般的なギヤ(歯車)や軸受の詳細解析だけでなく、モータを含むシステム全体を考慮した詳細解析も可能なため、設計・開発担当者だけでなくCAE担当者にも多く利用されている。同ソフトウェアを通じて、より多くの顧客がNTNの軸受を迅速にかつ簡単に選定することが可能となり、顧客の設計開発の効率化、開発期間の短縮に貢献する。

今回、グローバルの顧客からもっと手軽にNTNの軸受選定をしたいという要望が寄せられ、同ソフトウェアへの軸受データの提供が決定された。今回提供されたのは、深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、円すいころ軸受など約6,000型番の軸受データで、2023年末の同ソフトウェア更新時よりNTNデータがラインアップされている。

データ提供された軸受の種類深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、円すいころ軸受、円筒ころ軸受、自動調心ころ軸受、針状ころ軸受、スラスト軸受
提供した型番数約6,000型番

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