新型トヨタC-HR PHEVが欧州市場に登場! オール・エレクトリックな日常走行を実現

2017年の導入以来、欧州で約90万台を販売した初代トヨタC-HRに代わって、次世代モデルの新型「トヨタC-HR」が欧州市場で発表された。新型トヨタC-HRでは、先代モデルが切り開いた象徴的なクーペのシルエットが、よりワイドで自信に満ちたスタンスによってさらに強調されている。

トヨタ最新の第5世代ハイブリッド技術をコアとするプラグインハイブリッドモデル

プラグインハイブリッド220を含む新型トヨタC-HRの全仕様には、トヨタの最新第5世代ハイブリッド技術と、ビークルダイナミクスの包括的なアップグレードが採用されており、静かな乗り心地が実現されている。プラグインハイブリッド220仕様車は、フルEVのようなスムーズな走行を実現し、航続距離は最大66kmを誇る。デュアルDNAを表現するトヨタC-HRプラグインハイブリッド220は、バッテリーが消耗すると自動的にハイブリッドモードに切り替わり、ドライバーにクラストップレベルのトヨタのハイブリッド技術による安心感と柔軟性を兼ね備えている。

PHEVパワートレインは、フロントアクスルに搭載された163馬力の電気モーターと、高出力の13.6kWhリチウムイオンバッテリー、そして152馬力の2.0リッターエンジンで構成されている。これによりシステム総合出力は223馬力を発揮し、0-100km/h加速を7.4秒で達成する。最新のトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)モジュラープラットフォームのコンポーネントを使用することで、PHEVバッテリーをキャビン外の床下に搭載し、重心が低くなるように設計されている。6.6kWの車載充電器により、トヨタC-HRプラグインハイブリッド220は、オプションの三相ケーブルとウォールボックス充電器を使用した場合、2時間半以内にバッテリーをゼロから100%まで充電することができる。

新しいリジェネレーション・ブースト機能は、ワンペダル走行のような性能を発揮し、ジェントル、ミディアム、ストロングの3つの設定のどれを選択するかによって、走行中に最大80%の制動を行い、渋滞時の運転をより簡単にしてくれる。アダプティブ・ヒルコントロール・ロジックは、下り坂でモーター・アシストを作動させ、ドライバーがブレーキ・ペダルを踏む必要性を減らしてくれる。パワートレインの運転モードはEVモード、オートEV/HVモード、HVモード、充電モードの4種類が用意されている。

そのスタイリングはまさに”道路を走るコンセプトカー”

新型トヨタC-HRは、「道路を走るコンセプトカー」というビジョンに忠実に、トヨタ初となるフラッシュドアハンドルなどのプレミアム装備を導入。リアドアのエッジをフレームなしでリアランプアッセンブリーに直接合わせるという革新的な生産技術により、細部への驚くべきこだわりが強調され、よりシャープで最先端のエクステリアが実現されている。35mmワイドになったスタンスに加え、プラグイン・ハイブリッド220では20インチとなった新しいアロイ・ホイールと、25mm短くなったフロント・オーバーハングが、どの角度から見ても堂々としてダイナミックな、凝縮されたパッケージの一部となっている。

象徴的なクーペシルエットをダイナミックなダイヤモンドカットのキャラクターラインで強調し、大胆な印象を与える個性的なスタイリングで際立つようデザインされている。フロントでは、目を引くアロー型デザインの中にターンシグナルと一体化した壮観なフルLEDヘッドランプを採用し、よりシャープなルックスに。この大胆な外観は、独自の新しい「バイトーン+」カラーリングによってさらに強調され、スマートな外観を創り出している。

アンビエントライト、コネクテッドサービスが充実した使い勝手のいいインテリア

ドアを開けると、まずトヨタ初の64色アンビエントライトが乗員を迎え入れてくれる。日中は、直接照明と間接照明が1時間ごとに変化し、朝の明るい色合いから夕方の落ち着いた色合いまで場面ごとに最適な雰囲気を演出する。走行中に道路から目を離さないように設計されたドライバー・フォーカス・ゾーンはヘッドアップディスプレイを含んだデザインにより、速度や運転支援設定などの重要な情報を明確に視認することを優先し、ワンタッチ操作に最適化された、まったく新しい12.3インチのフルデジタルコンビメーターがメーターに採用されている。このディスプレイは、「カジュアル」、「スマート」、「タフ」、「スポーティ」の4つのテーマから気に入ったものを使用することができる。

トヨタ・スマート・コネクトは、車載の音声エージェントや、Apple CarPlayまたはAndroid Autoによるスマートフォンのワイヤレス接続など、よりコネクテッドなマルチメディア体験を提供する。12.3インチタッチスクリーンは、プラグインハイブリッド220とその他の一部グレードにシームレスに統合されている。キャビンにはnanoeXテクノロジーが搭載され、雰囲気の向上だけでなく、微細な水滴を拡散させて空気を清浄化し、アレルゲンを除去し、臭いを低減し、肌の潤いを促進する。車両をMyToyotaアプリと連動させることにより、ドアのロック/アンロックや、旅に出る前のエアコンの作動による暖房/冷房などを使用することができる。

第3世代「トヨタ・セーフティセンス」を含む「トヨタ T-Mate」を全車標準装備

新型トヨタC-HRは、アクティブセーフティ&ドライバーアシスタンス機能「トヨタ・セーフティセンス」の第3世代を含む「トヨタ T-Mate」を全車に標準装備し、総合的な安全システムとドライバーアシスタンスを実現している。トヨタ T-Mateは、万が一の事故に備え、万が一の衝撃からドライバーを守り、駐車時や渋滞時の運転をサポートする、幅広いシステムの総称である。

最新のプリクラッシュシステムとプロアクティブ・ドライビング・アシストは、道路上の危険を常時監視し、差し迫った危険を検知すると、ドライバーに警告を発したり、自動的に加速を抑制してブレーキ制御を行ったりする。これは、前方の車線に遅い車両や停止している車両が存在する場合や、歩行者や自転車が道路を横断している場合など、さまざまな危険要因からドライバーを保護するもので、車両が進入する道路を横断している場合でも同様だ。これをはじめ、レーン・トレース・アシスト、フルレンジ・アダプティブ・クルーズ・コントロール、道路標識アシストなど包括的な安全支援システムが標準で搭載されている。

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