大阪・関西万博では、「持続可能な開発目標(SDGs)達成への貢献」を目指すものの一つに掲げている。エルガEVは、いすゞが公共交通におけるカーボンニュートラル(CN)の実現を目指すために開発した商品であり、走行中の環境負荷を軽減するとともに、バス事業者の脱炭素化への取り組みにも貢献する。国産BEVバスに対する社会の期待が高まるなか、今回、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)、南海バス、阪急バスに、エルガEV計29台が納車され、開催期間中(4月13日~10月13日)、JRゆめ咲線 桜島駅~大阪・関西万博会場のシャトルバス※として運行が開始される。
エルガEVは、いすゞが長年のバス開発で培った知見をベースに、乗客・ドライバー、さらに国内の道路事情に配慮して開発した最新の国産路線バスだ。BEVがもたらすシームレスな加速感と低騒音・低振動により、乗客・ドライバーの快適性を向上させている。また、リアアクスルの左右それぞれにモーターを内蔵した「インアクスルモーター」を採用することで、国内初となる車内フロアのフルフラット化が実現された。車内事故を抑止し、乗客の安全性と利便性の向上に貢献する。


