製鉄所構内では、鋼材はパレットと呼ばれる台車に積載され、これを大型特殊車両であるキャリアで搬送している。パレットには、鋼材を多数積載することが可能であり、各生産工程間の効率的な物流を実現している。日本製鉄では、搬送効率だけでなく安全性も大幅に向上させるため、キャリアのような大型特殊車両の自動化に取り組んでいる。

ティアフォーでは、自動運転システムの開発と運用を効率化するため、使用者の用途に合わせた複数のリファレンスデザインを提供している。本共同開発では、工場・私有地物流配送向けのリファレンスデザインを活用し、自動運転システムの開発が行われている。この取り組みを通し、人手不足解消や安全性の向上という社会課題への貢献が目指されている。
本共同開発を通して、日本製鉄とティアフォーは自動運転技術を活用し、生産現場における効率化および安全性を高める取り組みを推進している。