ステランティスは、米国ニューヨーク州に新設された最先端のモパー(Mopar)部品配送センター(PDC)のグランドオープンを祝した。6,400万ドル(≒91.8億円)の投資を投じた新施設は、米国の北東地域における部品配送を効率化し、ディーラーと顧客へのサポートが強化される。北東地域のステランティスディーラーと顧客へのサービス最適化を目的に戦略的に位置付けられた約50,000㎡の広大な施設には、46,000種類を超える部品の在庫が保有され、年間200万件以上の部品が出荷が処理される予定とされている。

モパーPDCは、米国で初めてステランティスの施設に採用された最先端のオートストア(AutoStore)自動倉庫システムが導入されている。オートストアシステムは、高度なピッキング技術を採用した40台のロボットユニットが統合され、高密度グリッドに収納された部品を収納するトラックシステムをナビゲートする。ロボットは、約1,670㎡のスペース内に積み重ねられた70,000個のコンテナから必要な部品を回収し、PDC従業員が最終出荷を準備する処理ステーションに効率的に配送する。この最先端の自動化は、部品注文の完了速度、精度、信頼性を大幅に向上させるとともに、在庫保管に必要な倉庫の床面積を最小限に抑える。