| NO. | 展示内容 |
|---|---|
| 1 | ELF EVウォークスルーバン<実車・パネル展示(参考出品)> |
| 2 | 重トラクター用高出力パワートレイン<実機・パネル展示> |
| 3 | CNへの取り組み<パネル・動画展示> |
| 4 | 自動運転技術<パネル・動画展示> |
| 5 | コネクテッドサービス<パネル展示> |
| 6 | Quon除雪車(社会貢献、インフラ維持)の紹介<パネル・動画展示> |
今回の出展ではラストワンマイル物流を支える新しいバッテリーEV(BEV)トラック「エルフEVウォークスルーバン」(参考出品)に加え、重量物輸送に貢献する高出力パワートレイン、カーボンニュートラル(CN)への取り組みとその他の先進技術など、いすゞグループが提案する多角的な価値創造が紹介される。
ELF EVウォークスルーバン(参考出品)

運転席から荷室へ降車せずに移動できるウォークスルー構造のBEVトラックが参考出品される。いすゞ独自の開発手法I-MACS※をもとに、標準キャブをベースに専用キャブが開発され、高い荷室高とフラットな荷室空間を実現。高頻度のストップ&デリバリーによるドライバーの負担を軽減し、CNとラストワンマイル物流の両方に貢献する。
※「Isuzu Modular Architecture and Component Standard」の略称。技術の進化や車型展開のさらなる広がりを見据えて、多様なニーズに合わせ、さまざまなコンポーネントや部品、デバイスなどの組み合わせを可能とする開発手法。
重トラクター用高出力パワートレイン

重量物輸送を支えるトラクタヘッドのいすゞ「ギガ トラクター」・UDトラックス「クオン」に搭載される直列6気筒ディーゼルエンジン「GH13」と、12段電子制御式オートマチックトランスミッション「ESCOT-Ⅶ」が展示される。低回転域から発揮する高い出力と、素早く滑らかな変速による負担の少ない操作性を組み合わせることで、積荷にもドライバーにもやさしい走行と省燃費が実現される。
CNへの取り組み
いすゞグループはCN実現に向け、マルチパスウェイで技術開発を進めており、各国の使われ方、地域状況、社会動向など市場のニーズに合わせた「選べるCN」が提供される。展示では、2030年までに全カテゴリーで展開するxEVのロードマップや各パワートレインを搭載した次世代車両の開発進捗について紹介される。未来を見据えた新しい取り組みとして、バッテリーを社会アセットとして活用することを目指したソリューションの提案と、再生可能エネルギーを用いてつくられるCN燃料の拡大についても説明される。
自動運転技術
いすゞグループは中期経営計画「ISUZU Transformation – Growth to 2030(IX)」において、自動運転ソリューションを新事業の柱として確立することを掲げており、2027年度から日本・北米を起点に自動運転レベル4のトラック・バス事業を開始することを目指している。展示では、経済産業省と国土交通省が推進する自動運転社会実装プロジェクト「RoAD to the L4」におけるいすゞグループの活動と、NEXCO東日本といすゞが共同開発した、除雪車後方を追従する標識車の自動走行について紹介される。
コネクテッドサービス
いすゞは「運ぶ」におけるさまざまな課題を解決するために、これまでに蓄積した膨大な車両データと知見を活用したクラウド型運行管理サービス「MIMAMORI(みまもり)」、高度純正整備「PREISM(プレイズム)」を早期より展開している。展示では、その基となるデータ活用システムの構築について説明される。また、車両の電動化に伴い、ディーゼル車の走行データからBEV化による消費電力量とCO2低減効果を予測できる「EVision」が展開されており、車両販売にとどまらないBEV導入サポートが提案される。
Quon除雪車(社会貢献、インフラ維持)の紹介

UDトラックスは、除雪用大型総輪駆動車を製造する国内唯一のメーカーである。除雪専用車、路面凍結防止剤散布兼用車など、多くの架装用途に対応する車種バリエーションを提供し、除雪架装機器メーカーとともに 「豪雪地帯の社会機能を止めない」 を理念に、地域の生活を支えている。展示では4種類の除雪車とそれぞれの特徴、除雪車専用シャシの設計について解説される。
