今回、トヨタ・bZ4Xに採用されるeAxleは、SiC(シリコンカーバイド)パワー半導体や冷却技術などを進化させた平置き両面冷却構造を持つ新型インバーターの搭載により、出力密度や効率が向上されている。また、ギヤの精度向上と、ケーシング形状の最適化によるオイルの攪拌抵抗の低減により、伝達効率が向上されている。こうしたeAxleの技術進化を通じて、航続距離の延伸など実用性の向上に加え、bZ4Xならではの走りの楽しさと快適性を追求した車両づくりが支えられている。また、カーボンニュートラルの実現に向け、様々な国・地域で求められる多様なニーズに応えるトヨタの「マルチパスウェイ」の取り組みにも貢献している。

