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お気に入りの愛車といつまでも
拘りのカーライフをサポート!
南九州地域の実力派ショップとして知られる部動屋。代表の神之田さんは、地域的なハンディを乗り越えるべく全国各地のショップ、全世界のメーカーとの積極的なコネクション作りに励む。そんな同店が近年、力を入れているのがネオクラと呼ばれる1980〜90年代チューンドのトラブルシュート&メンテナンスだ。
「経年劣化に加え、複数のオーナーの手を渡る間に様々な改造が行われ、それが原因でエンジンの不調に繋がっているケースが多いです。正直、作業には手間と時間を要しますが、一つ一つ問題を解決して、愛着のあるクルマを長く乗り続けられるように全力でお手伝いさせて頂きます」と、神之田さん。
このエンジンは希少車、RB26のNA+4WD+AT+4ドアというR32スカイラインオーテックバージョンをフルチューン。ピストン、クランクなどエンジンはRB30化され、HKSのGTIIIタービン+Vカムを装着。ECUはフルコンのLINK制御とし、ミッションもMT化している。
同じく、こちらも稀少なR33スカイラインオーテックバージョン(RB26ターボ4ドア)のチューンドのエンジンルーム。タービンは日本では珍しいHOLSETのシングルだ。低回転域からシャープに立ち上がるレスポンスの良さが特徴で、非常に扱いやすいとのこと。
旧車に多く見られる、電気系統トラブルの根治を目指し取り入れることの多いモーテックのPDMモジュール。ヒューズやリレーを廃止し、マグネシウム製のコンパクトなボディにその機能を集約する。PC接続によるコンディションの診断も可能なのも頼もしい。
ファクトリー内でフルオーバーホールが行われているのは、ネオクラ車の中でもかなりレアな三菱FTOの6A12型V6ユニット。とにかく、何でも来い!という姿勢が心強い。
もちろん、ネオクラ車のみならず86/BRZ、GRヤリスを始めとする最新スポーツモデルのモディファイ&カスタマイズについてもお任せ。こちらはHKSのターボキットが装着されたBRZのメンテ風景。ミッションはTTIの6速シーケンシャルという本格派で、ワイドボディの公認なども取得する。
シャシーダイナモのデータをディスプレイに表示するドイツ製TATダイノシステムの導入や、ショートパーツの製作用にと3Dプリンターをいち早く導入するなど、とにかく新しいモノに目がない神之田さん。「敷居は超低いお店です(笑)。ボディコーティングや、ちょっとした修理のご相談もお気軽にどうぞ!」とのこと。
手掛けた車両の乗りやすさと信頼性に関する評価は高く、県外からも沢山の作業依頼が寄せられている。九州エリアに住むクルマ好きは必見のプロショップだ。
●問い合わせ:チューニングファクトリー 部動屋 鹿児島県出水市高尾野町下高尾野2247-1
TEL:0996-82-5176
【関連リンク】
チューニングファクトリー部動屋
https://t-f-budouya.com