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筑波1分1秒で周回する耐久性重視の2.3L+純正タービン仕様
今後10年を楽むためのランエボチューン
ランエボチューンにかけては無類の強さを誇る“アンリミテッドワークス”が手掛けた、ストリート兼サーキット仕様のランエボVIが今回の主役だ。
心臓部の4G63エンジンは、オーバーホールと同時に東名パワードのキットを使用して2.3Lまで排気量をアップ。あえてタービンはノーマルを選択肢ながらも、LINKフルコンを駆使することで400psを引き出す。実用トルク域のフィーリングを重視したメイキングだ。
「4G63の場合、純正タービンの許容集注力が大きいので、400psクラスまでノーマルタービンで引き出せます。排気量を高めてトルクを太くすれば、街乗りも楽になりますし、筑波サーキットなら3速〜4速だけで走ることできる。タイムも安定して1分1秒台が出せる仕様です。とにかく扱いやすいので、ランエボチューンの一つの理想形と言えるかもしれませんね」と語るのは、アンリミテッドワークス代表の佐藤さん。
一方の足回りは、セッティング幅の広いオーリンズDFVをベースに製作したオリジナル車高調を装備。さらにゴムブッシュのピロ化などオリジナルアイテムを組み合わせることで、街乗りでの快適性とサーキットで必要な粘りのあるフットワークを実現している。
ユーザーの用途に合わせたチューニングメニューの提案はもちろん、アンリミテッドワークスの特徴は機能を突き詰めたオリジナルパーツの数々にもある。
例えばシフトフィールと耐摩耗性の向上など、すでに多くのオーナーが愛用するカーボンシンクロは、前年式のランエボ用はもちろん86&BRZにも対応する6速用もラインナップ。
また、現在テスト中のドグミッションなど、ハイパワー化に必須となる駆動系パーツも独自で開発をしている。素性の良いエンジンから性能をしっかりと引き出す環境を整えることを熟知しているのだ。
そしてもちろん、メンテナンスにも拘る。もう2度と登場しないであろう名車を、この先10年、20年と楽しめるようエボユーザーを導いてくれるプロショップだ。
●取材協力:アンリミテッドワークス 神奈川県横浜市瀬谷区北町44-8 TEL:045-719-2116
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アンリミテッドワークス
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