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スモーキー渾身のVR32に大興奮!
皇帝の息子は“大のスカイライン党”だったという事実
2023年9月20日、F1で輝かしい実績を残した皇帝“ミハエル・シューマッハ”の息子、レーシングドライバーの“ミック・シューマッハ”がスモーキー永田率いるトップシークレットのファクトリーを電撃訪問した。
「子供の頃から、YouTubeでよく永田さんのクレイジーな動画を観ていたんだ。凄い人だと思った。それ以来、大ファンなんだよ」とミックは熱く語る。
その“クレイジーな動画”とは、もちろん『1998年にイギリスの公道で世界一のスピード違反を記録して逮捕された事件』だ。
イギリスのチューニングカー雑誌のオファーを受ける形で渡英し、そのままRB26DETT搭載のJZA80スープラと共に公道で0-300km/hアタックを実行。しかし、運悪くオーバー300km/hで地元警察に現行犯逮捕されてしまう。
前代未聞の逮捕劇はイギリス国内で大々的に報道され、この事件を境にスモーキー永田とRB26スープラは伝説の200マイル・モーターウェイレーサーとして、世界中のチューニングファンの間で神のような存在になったのである。
スモーキー永田の言葉を借りると「あれは最悪の中の最悪」とのことだが、結果としてアウトローとは無縁の世界的レーシングドライバーを魅了してしまったのだから、ある意味“怪我の功名”だ。
今回はF1日本グランプリに合わせての来日(メルセデスAMGのリザーブドライバー)なのだが、どうしてもスモーキー永田に会いたくて、無理やり時間を作ってやってきたそうだ。
なお、ミックはプライベートで極上のBNR34型スカイラインGT-Rと、ドリフト仕様のER34型スカイラインを所有しているほどの日本車好きだったりする。現在はスイスを拠点にしているが、「スイスは左ハンドルの国だから、右ハンドルのBNR34を公道で走れるようにするのは大変なんだ。登録までに2年かかったよ」とのこと。
トップシークレットでは、来年の東京オートサロンに向けて製作を続けているBNR34やR35GT-Rの機関をフル移植した夢のBNR32『VR32』に大興奮。それぞれのチューニング内容について、スモーキー永田を問い詰めていたのが印象的だった。
皇帝の息子が大の日本車好きで、チューニングに対する造詣も深いという事実を知れただけでも幸運だが、ならばスモーキー永田の手掛けたチューンドでタイムアタックを…!と妄想を膨らませてしまうのは、決してWEB OPTIONだけではないはずだ。
PHOTO:TOP SECRET/WEB OPTION
●取材協力:トップシークレット 千葉県千葉市花見川区三角町759-1 TEL:043-216-8808
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