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富士スピードウェイに歴代GT-Rが集結!
2023年10月29日、GT-R専門誌である「GT-Rマガジン」主催のイベント「R'sミーティング2023」が開催された。国内最大のGT-R専門イベントということで、日本全国からGT-Rオーナーが集結。往年のショップデモカーからドリ車まで、個性溢れるユーザーチューンドをピックアップして紹介していく。
京葉自工元デモカーのBNR34
昨年憧れのBNR34を手に入れたという“ヤマチャン”さん。入手した個体は、かつて筑波のタイムアタックなどチューニングシーンを盛り上げた“京葉自工”の元デモカー。助手席には、その当時の掲載誌面も飾られていた。
外装はニスモのR-tune仕様というシンプルコーディネイトとなるが、ホイールはアメリカのタイタン7製鍛造モデルT-R10(FR10.5J×18+22)をセット。イケヤフォーミュラ製のアーム類を投入し、左右のホイールの出面を精密に合わせているのもポイントだ。王道スタイルの中にも個性を見出した、極上のチューンドRと言えよう。
R33の激レアモデル“LMリミテッド”
1996年5~7月の期間限定で販売されたモデル、BCNR33“LMリミテッド”のユーザー車両も参加。専用色として設定されたチャンピオンブルーのボディカラーと、リヤのピラーに配されたステッカーが限定モデルであることを強くアピールする。
エキゾーストマフラーは、かつて展開されていたニスモのレアモデル「ヴェルディナ」のカーボンテールを装備。ブルーボディに映えるホワイトのホイールはワークエモーションのT5Rだ。
往年のニスモホイールを履きこなすBCNR33
かつて、ニスモから発売されていたレアな「LM GT1」を華麗に履きこなすシンプル&クリーンなBCNR33。定番の組み合わせではあるものの、ピアスボルトのブラックアウト化&リバレル(多分)によって個性を演出しているのが見どころだ。
限定400台の希少モデル“トミーカイラR”
限定400台のBNR32コンプリートモデル「トミーカイラR」も登場。専用タービンを軸に構成されたチューンドRB26DETTが放つ最高出力は350ps/36kgm。インテリアやエクステリアも、トミーカイラならではの雰囲気とハイクオリティを味わえる大人のチューンドコンプリートだ。
現存する個体の多くが歴代オーナーによってカスタムされているそうだが、この取材車両はマフラーを除くほぼ全てがオリジナル状態のまま維持されていた。所有歴20年以上というオーナーの、深いトミーカイラ愛が感じられる一台だ。
Part.2に続く
●取材イベント:R’s Meeting 2023